【フェンシング】宮脇花綸が積極的に活動を続ける理由 競技の発展へ「お手伝いできたら」
東スポWEB / 2024年8月24日 17時44分
パリ五輪のフェンシング女子フルーレ団体で銅メダルを獲得した宮脇花綸(かりん、三菱電機)は、競技のさらなる発展に意欲を見せている。
フェンシングの日本女子勢で初めて五輪の表彰台に立った宮脇は24日、小、中学生時代を過ごした東洋英和女学院(東京・港区)で行われたお祝いセレモニーに出席。真夏の祭典後も積極的に露出を続ける意図を「私自身は会社員で副業禁止だけど、協会のスポンサーが増えてほしいとすごく思っている。ある程度金銭面のサポートがあったからこそ今の結果につながっている。いい人材、コーチ、運営面など、そういったものをしっかり協会で確保していけるように、少しでもお手伝いできたらと思っている」と明かした。
パリ五輪では男女代表が個人、団体を合わせて5個のメダルを奪取。世界にその名をとどろかせた中で、16年前の北京五輪男子フルーレ個人銀メダルの太田雄貴さんの存在が大きかったと分析する。「太田さんという存在がいなかったら五輪でのメダルは全く現実的に考えられなかったと思うし、協会の会長やIOC(国際オリンピック委員会)など、組織の部分でも尽力もされている」と感謝した上で「そういう意味では今の世代の人は太田さんはメダリストじゃなくて、IOCなどの人という印象が強いと思う。選手として第2の太田雄貴さんみたいな人をどんどん出してかなきゃいけない」と課題も口にした。
自身も4年後のロサンゼルス五輪では頂点を目指す構え。「(パリ五輪は)チャンピオンを目指す準備が足りなかった。新しい目標はできたし、モチベーションになっている」と力を込めた。
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