「松本人志〝馬乗り写真〟は存在する」フライデーが法廷で改めて主張へ 渡邊センスの反発必至

松本人志

「ダウンタウン」松本人志（６０）をめぐる「クロスバー直撃」渡邊センス（４０）とフライデーの訴訟で、同誌側の主張の一端が分かった。ＳＮＳ上でその真贋が話題を呼ぶ松本の〝馬乗り写真〟は存在すると改めて主張することが判明。松本 vs 週刊文春の法廷バトル同様、渡邊 vs フライデーのそれも真っ向からぶつかり合う。

渡邊が松本に女性Ａ子さん、Ｂ子さんを〝上納〟していたと１月以降、フライデーに複数回報じられ、名誉毀損されたとして発行元の講談社を相手取った訴訟の準備手続が２６日、非公開で行われる。争点整理などが図られる見込みだ。

フライデーの報道では、馬乗り写真が合成ではないかなどとＳＮＳ上で話題を呼んでいる。

松本、渡邊、渡邊の知人女性Ａ子さん、Ｂ子さんら計６人は２０１８年１０月、大阪市の高級ホテルで飲み会を開いた。フライデーはＡ子さん本人の証言として、飲み会が一旦解散した後、松本、Ａ子さん、Ｂ子さんの３人で飲み直し、松本は仰向けになってＢ子さんをまたがらせたと報道。このシーンを撮ったとする写真も掲載し、「馬乗り写真」と伝えた。Ａ子さんが撮ったとされる。

フライデー側は２６日の準備手続で、馬乗り写真は存在すると主張することが複数の関係者への取材で判明した。

フライデー側は、当該飲み会が開催されたのは参加者しか知り得ないことで、Ａ子さんの証言はその実体験に基づくと考えられると指摘。証言は詳細で真に迫ると訴える。Ａ子さんは馬乗り写真を持っているとし、これが証言を裏付ける資料になることから信用に値するので記事の真実相当性は認められるとする。

また、渡邊はＡ子さんらを飲み会に招く際、事前に性行為について十分に確認して同意を得たとし、そのため渡邊の社会的評価は低下しないなどとする。

渡邊側が反発するのは必至だ。

渡邊は２月５日配信の自身のユーチューブ動画で、飲み会がいったん解散した後、Ａ子さんは渡邊の自宅に泊まり、松本ら３人での飲み直しは物理的にできないと主張。馬乗り写真は「誰が撮ったのって話」と首をひねった。同月１７日配信の動画では、Ａ子さんはフライデーに証言していないとＡ子さん本人から打ち明けられたと告白した。

事情を知る関係者の話。

「フライデー側は（１）飲み直しの場で馬乗り写真が撮られた、（２）その場にいたＡ子さんが取材に証言した――との立場、かたや渡邊さん側は（１）飲み直し自体があり得ず、馬乗り写真を疑問視、（２）そもそもＡ子さんはフライデーに証言していない――との立場。真っ向からぶつかり合っています」

吉本興業の芸人（松本、渡邊）vs 週刊誌（文春、フライデー）の法廷バトルは、混迷の度合いを深めている。