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【西武】黄金ルーキー・武内夏暉は新人王なるか 援護なし&残り5戦は厳しいローテ

東スポWEB / 2024年8月26日 6時10分

西武・武内夏暉

西武は25日の楽天戦(ベルーナ)に0―2で今季16度目の零封負け。同カードは10勝13敗となり、対戦2試合を残して今季の負け越しが決まった。

先発したドラフト1位・武内夏暉投手(23)は7回8安打2失点。4回に阿部の先制ソロ、5回には守備の乱れで二死一、三塁となり、村林の三塁強襲打で2点目を失った。9度目のハイクオリティー・スタート(HQS=7回以上を自責点2以内)をマークしながら、散発2安打の打線から援護はなく敗戦投手となった。

武内は「自分の失投により得点を与えてしまい本当に悔しいです」と肩を落としたが、渡辺監督代行は「前回からだいぶ修正できていていい投球だったと思う。1点目が本塁打で2点目はミスが出てピンチになっての失点。踏ん張れれば良かったけど仕方ない」と責めることはなかった。

ここまで16試合に登板してHQSを9度クリア。7勝5敗、防御率2・37で新人王争いの筆頭候補とみられるが、日本ハムの2年目右腕・金村尚真投手(22)も6勝5敗6ホールド、防御率2・41で肉薄してきている。

武内がこのまま日曜日のローテーションを回れば、先発する機会は最大であと5度。日本ハムとソフトバンクが1試合ずつ、そしてチームが今季14戦全敗のロッテ戦が3試合となる。しかもシーズン終盤で対戦チームの全てが優勝やCS進出の目標を持つ状況だ。

ルーキーで2桁勝利に到達すれば新人王レースに大きな〝アピールポイント〟となるに違いない。そんな中で「あと3勝」を飾ることができるのか。チームの総得点は12球団最低の262得点。多くの援護点を期待できないハンディを背負いながら、黄金ルーキーが〝逆境〟をはね返せるか注目だ。

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