北野武監督Amazon映画「Broken Rage」に超豪華キャスト ベネチア国際映画祭に正式出品へ

映画のワンシーン（ 2024 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.）

北野武監督によるＡｍａｚｏｎ Ｏｒｉｇｉｎａｌ映画「Ｂｒｏｋｅｎ Ｒａｇｅ（ブロークンレイジ）」が、第８１回ベネチア国際映画祭に正式出品されることが決定した。

日本の配信動画作品がベネチア国際映画祭に正式出品されるのは、今回が初めて。北野氏は同作で、監督、脚本を担当し、ビートたけしとして主演を務めた。

同作は「暴力映画におけるお笑い」をテーマに制作。９月６日（イタリア現地時間）に初上映されることを記念し、ポスタービジュアルと場面写真が解禁された。

たけし氏は、主人公の殺し屋・ねずみを演じている。

前半では、警察とヤクザの間で板ばさみになった殺し屋が、生き残りをかけて奮闘。裏社会を舞台に繰り広げられる骨太のクライムアクションが展開される。

後半は、前半と同じ物語をなぞるコメディタッチのセルフパロディになっているという。

また、同作には名だたるキャストが集結。

主人公の殺し屋・ねずみを、麻薬捜査の覆面捜査官として捜査協力させようとする刑事役は、浅野忠信、大森南朋が演じている。

浅野は「台本を初めて読んだ時に今まで見たことない展開に驚き、それと同時に監督の新たな挑戦にご一緒できることに興奮しました！」とコメント。

大森は「まずは、再び敬愛してやまない北野武監督の『北野組』に参加出来るという喜びがありました」と述べ、「最初に脚本を読ませていただいた時には、これはちょっと今までにない新たな北野監督の世界だなと感じ、いかに取り組んで行くか頭を抱えましたが、撮影現場では緊張感の中にも笑いのあるいつもの最高の北野組の現場でした」と撮影現場などを振り返った。

さらに、麻薬売買を取り仕切るヤクザの親分役は、映画「首」（２０２３年）で北野監督作品に初出演した中村獅童、そしてその若頭役を、北野組常連の白竜氏が演じている。

他にも劇団ひとり、お笑いコンビ・錦鯉の長谷川雅紀、空気階段・鈴木もぐら、馬場園梓ら人気芸人が北野監督作品に初出演している。