５度目の自民総裁選に挑む石破茂氏 国会議員に不人気も「自分の利益のためにやっちゃいかん」

石破茂氏

自民党の石破茂元幹事長が２６日、テレビ朝日制作の情報番組「ワイド！スクランブル」に出演し、自民党総裁選（９月１２日告示、２７日投開票）への出馬について語った。

石破氏は２４日に地元・鳥取で、５度目の総裁選への立候補を表明した。

番組では自民党の総裁選や「政治とカネ」に関して議論が行われた。ジャーナリストの増田ユリヤ氏から「（政治資金規正法の罰則強化など）厳しくすればするほど、自民党の中での人気が下がるのでは？」と指摘された。

石破氏は「自民党の中で（自分の）人気が下がっても、国民の意識との間にズレが起きたらどうしようもない。『信じられないよ。自民党は』ってことになったらば、わが党は、国のために仕事はできません。自民党の中で人気がないって、ずっと言われてきて、ですけど『これ、おかしくないかい。これ変えるべきじゃないか』ってことを言わなきゃいけないのに、言わなかったことはありません。それは自分のための政治じゃありませんもん。自分の利益のためにやっちゃいかんですよ」と語った。

総裁選で最も訴えたいことを聞かれた石破氏は「日本を守り、国民生活を守るということですよね。安全保障の仕事も長くやってきました。どうしたら戦争にならないか、口先で言っていてもしようがない。国民を守るというのは、今の避難所は関東大震災の時と何も変わっていない。こんなことでいいはずがないと私は思っています。将来が不安で消費は伸びませんよ。消費が伸びるような安心できる環境を作るか。『守る』ってのは、国を守ること、国民を守ること、国民生活を守る。それが政治の仕事だと私は思います」と持論を述べた。