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【秋場所】新入幕・白熊は生粋の〝愛されキャラ〟 恩師もほっこり「寝ているのかな?と思った」

東スポWEB / 2024年8月27日 6時5分

二所ノ関親方(左)と新入幕会見に臨んだ白熊

人気者の素質に太鼓判だ。大相撲秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)で新入幕を果たした白熊(25=二所ノ関)が26日、茨城・阿見町の部屋で会見し「素直にうれしい。幕内では挑戦者の気持ちで、思い切りぶつかっていきたい」と闘志を燃やした。

福島県出身で新潟・糸魚川市の能生中、海洋高に相撲留学後、日体大へ進学。1学年後輩の関脇大の里(24=二所ノ関)は、中学から同じ経歴だ。その弟弟子は、夏場所で史上最速優勝を達成。今場所の結果次第では大関に昇進する可能性もあり、白熊は「一日でも早く大の里に追いつきたい。いずれは優勝決定戦で当たりたい」と大きな目標を掲げた。

2人を中学から6年間指導したの田海哲也氏(海洋高相撲部総監督)は取材に対し「白熊の新入幕は本当に感慨深い。特に名古屋場所で12勝を挙げて、十両優勝したのは立派だった。十両の面々も素晴らしいし、夏場所負け越していた中で(名古屋で)優勝したのは想定外だった」と教え子の頑張りをたたえた。

師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)のアイデアで、昨年の九州場所後に本名の高橋から白熊へしこ名を改名。細い目で人懐っこい笑顔がトレードマークだ。田海氏は「(取組前に)土俵下で控えている時に(目が細いので)寝ているのかな?と思った。小さいころから皆に好かれて、憎めないキャラだった。先輩後輩とか関係なく優しくて、料理を作るのが好きで学生時代から皆に作ってあげていた」と〝愛されキャラ〟の素顔を明かした。

幕内力士の仲間入りを果たした今後は、さらに注目度が高まる。恩師は「地道に稽古第一で頑張れば、おのずといい結果がついてくる。(角界は)人気商売だし、ファンに愛されるお相撲さんになってほしい。長く幕内で活躍できる力士になってほしい」と大きな期待を寄せた。土俵に〝白熊旋風〟を巻き起こせるか。

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