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自民・河野太郎氏「ケジメの裏金返納」発言…当事者のパパ活・宮沢博行氏がツッコミ&改善点指摘

東スポWEB / 2024年8月27日 6時5分

自民党の再建を訴えた河野太郎(左)と、「ヤメ自民」の宮沢博行氏

自民党の河野太郎デジタル相(61)が26日、国会内で記者会見を開き、自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)への立候補を表明した。政治資金パーティーをめぐる裏金問題で不記載があった議員に対しては、同額を返還する〝ケジメ〟を求め、波紋を呼んだ。返還要求に異を唱えたのが、裏金づくりでかん口令が敷かれていたことを暴露した宮沢博行元衆院議員(49)だ。宮沢流の〝ケジメ〟の取り方とは――。

総裁選には3度目のチャレンジとなる〝自民党の異端児〟河野氏が斬り込んだのは、自民党および岸田政権をどん底に追い込んだ裏金問題だ。

河野氏は「真相究明もすることができず、書類を訂正することで捜査当局的には終わったのかもしれません。しかし国民の皆さまの目から見て、それでケジメがついたと言えるのでしょうか」と疑問を投げかけた。

「ケジメを付けて前へ進もうと常々申し上げて参りました。この不記載になってしまった金額を返還することで、ケジメとして前へ進んでいきたいと思っております」と返納の方法は今後、考えるとしたが、国庫返納が現実的だという。

政治資金の不記載があった議員らは計85人。このうち過去5年間で不記載総額が500万円以上の議員と安倍派幹部を含む計39人を処分したが、その他の議員らは幹事長の口頭注意にとどめた。

裏金問題を巡っては、石破茂元幹事長(67)も24日の総裁選への立候補会見で、問題に関わった議員の選挙での非公認の可能性に言及していたが、翌日に「新体制になってどうするのか決める。(党総裁に)なってもいない者が予断を持って言うべきではない」と軌道修正していた。

河野氏の返還案は、石破氏の非公認よりもハードルを下げたともいえる。裏金問題で国民受けを狙って、厳格な態度に出れば、安倍派を中心とした反発に遭い、総裁選での議員票を減らしかねない。

河野氏の中途半端ともいえる対応に「どこに対して返納するのか、全く明らかではありませんね。パーティー券を買ってくれた人に返せという意味なのか。それを党に寄付しろという意味なのか」とツッコミを入れたのが宮沢氏だ。

安倍派所属だった宮沢氏は裏金づくりでかん口令が敷かれていたことを暴露し、一気に問題が明るみに出たきっかけをつくった。その後、週刊誌にパパ活不倫を報じられ「記憶にございます」と〝名言〟を残し、議員を辞職。その潔いケジメの取り方で、評価を高める結果となり、現在はコメンテーターなどで引っ張りダコのポジションにある。

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