渡辺雄太が会見 千葉Ｊ入団決め手は〝メンタルケア〟「センシティブな問題なので…」

入団会見を行った渡辺雄太

バスケットボール１部Ｂリーグ（Ｂ１）千葉Ｊが２７日、パリ五輪代表の渡辺雄太（２９）の入団会見を都内で行った。

米プロバスケットボールＮＢＡで日本人最長となる６シーズンにわたってプレーした渡辺。昨季終了後に国内でプレーする意思を表明し、大争奪戦の末に７月に千葉Ｊ加入が発表された。

渡辺は千葉Ｊを選んだ理由について「本当に今回もういろんなチームと話させていただいている中で、どこよりも千葉ジェッツが僕に対しての熱量をくださったかなと感じてます」と語った上で、一番の〝決め手〟についても明かした。

「僕が日本に帰ってくる一番大きな理由として、やはりメンタル的な問題が米国であって。ＮＢＡ終盤はちょっとプレーができない状況にもなってしまって、大好きなバスケットができないという、ちょっと苦しい時間を過ごしたことがあった。そういった中で、こういうメンタルの問題って、自分も当事者になってみて初めてこのつらさだったり、しんどさというのを感じることができた」と吐露した渡辺。

「そこってやっぱりなかなかセンシティブな問題なので、話しにくいというか、あんまり話題にしたくないというのがたぶん普通だと思うんですけど、ただ、千葉ジェッツに関しては、もうとにかくそこを全力でサポートしたいと。僕がバスケットを十分楽しめる環境をまず作っていってあげたい、そこは本当にとにかく強調して言ってくださったのが、この千葉ジェッツだけだったというところが、何より僕の中で一番大きな理由になった」と語った。

千葉Ｊの全面サポートのもと、Ｂリーグで大活躍する渡辺の雄姿が楽しみだ。