1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

渡辺雄太加入でBリーグに〝特大〟経済効果 Jリーグ側には脅威「正直うらやましい」

東スポWEB / 2024年8月28日 5時5分

左から千葉ジェッツ社長の田村征也氏、渡邊雄太、GMの池内勇太氏

スター凱旋で〝Jリーグ超え〟だ。バスケットボール1部Bリーグ(B1)千葉Jが27日、渡辺雄太(29)の入団会見を都内で開催した。米NBAで日本人最長の6シーズンにわたってプレーした渡辺の加入で、チームはもちろんリーグ全体の波及効果に期待が沸騰。サッカーのJリーグに匹敵する事業規模へと成長する起爆剤になるかもしれない。

渡辺はNBAの昨季終了後に国内でプレーする意思を表明し、20クラブ以上による大争奪戦の末に、千葉J加入が7月に発表された。NBAではサンズやネッツなどの名門でプレー。日本代表として昨夏のW杯でエースとして活躍し、今夏のパリ五輪でも八村塁(レイカーズ)とともにチームの大黒柱として存在感を発揮した。

会見で渡辺は「いろんなチームと話をさせていただいている中で、どこよりも千葉ジェッツが僕に対しての熱量をくださった。NBAで自分が経験してきたことや、日本代表として世界と戦ってきたことをチームメートやリーグ全体に還元できるようにしたい」と意気込んだ。

日本バスケットボール界の〝至宝〟が30歳を前にした全盛期に日本でプレーする意義は大きい。千葉Jの田村征也社長は渡辺加入のコート外での効果をこう説明する。「ありがたいことに、ファンクラブの会員数は昨季と比べてもかなり増えている。先日発売したユニホームも、昨季より倍近い数の売り上げになっている。かなり経済効果は感じている」と力説。チームだけでなくBリーグ全体への影響にも触れ「クラブの集客、ひいてはBリーグ全体の人気の向上に、一翼を担っていただけると期待している」と強調した。

渡辺のBリーグ入りは爆発的な収益アップをもたらす可能性がある。大手広告代理店関係者は「BリーグはJリーグを意識した運営を行っているが、若いファン層ではすでにサッカーを上回っているデータもあり、今後の大幅な成長が見込める。将来的にJリーグの事業規模に追いつくことも十分あり得るし、渡辺選手の存在はターニングポイントになるのでは」と指摘する。

Bリーグは2022年度の決算で、創設7年目にして売上高が約415億円と急成長。Jリーグの23年度の約1517億円にはまだ及ばないが、前年比の伸び率では20%以上も上回っている。千葉Jも22年度の売上高では、約25億円とJ1クラブ並みに飛躍。Jクラブ関係者も「今のJリーグには渡辺選手のようなインパクトのあるスターがいない。正直うらやましい」とBリーグの〝脅威〟を実感しており、昨今のバスケットボール人気を追い風にして、渡辺の存在がJリーグ超えへの起爆剤として注目される。

渡辺自身も「最終的には、日本のバスケ発展につながっていけば」とBリーグ全体への貢献に意欲十分。持ち前の熱いプレーで、日本にバスケフィーバーを巻き起こせるか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください