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【新日本】ライガーがG1総括 優勝したザックに加え…下半期の展開は「大変なことになると思うよ」

東スポWEB / 2024年8月28日 6時4分

ライガーはザック・セイバーJr,(手前)と辻陽太の優勝決定戦をどう見たのか

獣神サンダー・ライガーが気になる話題やプロレス観を語る「獣神激論」。今回はザック・セイバーJr.が悲願の初優勝を果たした「G1クライマックス」を総括する。ライガーの考えるザックと辻陽太の優勝決定戦(18日、両国)の勝敗の分かれ目と、優勝予想に挙げたボルチン・オレッグの評価は――。さらに、今後のIWGP世界王座戦線にも衝撃の新展開を期待した。

【ライガーが語る獣神激論(39)】今年のG1は、ザックの初優勝で幕を閉じましたね。準決勝と決勝、2日続けて30分前後の試合をやってしまうスタミナはすごいし、コンディションも良かったんだろうなと思います。これは準優勝の辻(陽太)選手にも言えることなんだけど。

実は準決勝が終わった時点で「これはザックが優勝かな」と思ったんです。ザックは鷹木(信悟)選手、辻選手は(デビッド)フィンレーが相手でしたよね。比較的同じタイプの相手が続くザックに対して、辻選手の場合はまったく違うタイプの2人との戦いになる。2連戦という日程でこの組み合わせが、もしかしたらザックが有利に働いたんじゃないかな。

もともとザックはいつ優勝してもおかしくない実力を持っていたけど、今年は特に強い思いを感じたし、コンディション面にこだわってたんじゃないかな。日本の夏という独特の気候にもしっかり対応できていたと思う。それは彼がぶっちぎりの勝ち点14でAブロックを突破した事実からも見えますよね。

ただ、辻選手もそのザックとレスリングでもやり合って、優勝はできなかったけど幅の広さ、スタミナにはみんな驚いたんじゃないかな。特に海野(翔太)選手や成田(蓮)選手あたりは「辻ってここまでの選手だったか」と思ったんじゃないかな。新世代のトップランナーは現段階で間違いなく辻選手だと思う。他の選手たちは一歩置いていかれてしまったとも言えるけど、だったら彼らがここからどうするのかっていうのも、一つ面白いポイントだよね。

IWGP世界ヘビー級王座戦線は9月29日神戸大会で王者の内藤(哲也)選手がグレート―O―カーンと防衛戦を行って、その勝者が10月14日両国大会でザックを迎え撃つことになるんだけど…。僕が見たいのはやっぱりオーカーンとザックだね。

3年前のG1だったかな、2人はものすごい試合してくれたのよ。グラウンドだけで組み立てるようなすっげー試合しやがった、こいつらって。そういうのが、これからの新日本の大事な一つのレスリングスタイルになるのかなって思いがある。もちろん内藤選手もキャリアがあるし、ここで意地を見せてくると思うんだけど、オーカーン頑張れってなってるね。

それからG1で僕が優勝候補に推したボルチン(オレッグ)には触れておきたいね。優勝はできなかったけど、キャリア1年ちょっとで(勝ち点を)8点取ってるんだよ? やっぱりボルチンはすごいよ。レスリングで超一流のものを身に付けてるだけある。彼の秘めた能力が満天下に示されたと思うし、6人タッグのベルトはすでに取ってるけど、3年以内に間違いなくシングルのデカいタイトルを取ると思うよ。

それで、やっぱりこういう若い力が躍動するとベテランも黙ってないよね。G1でも後藤(洋央紀)選手の活躍は際立ってたからね。だから新日本プロレスは面白いんだよ。もうすでに動き始めていると思うし、新世代もベテランも巻き込んで大きなうねりが生まれると思う。今年の新日本プロレスは、後半大変なことになると思うよ。「男子三日会わざれば刮目して見よ」って言うけど、3日も目が離せないような、本当に面白い展開になってくるだろうね。

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