【スターダム】舞華 ５★ＳＴＡＲ制覇で〝トラウマ〟払拭「私が渋谷を先に占領」

１０９の看板を前に決めポーズをする舞華

女子プロレス「スターダム」の前ワールド王者・舞華が、〝トラウマ〟を払拭する。

真夏の祭典「５★ＳＴＡＲ ＧＰ」のレッドスターズＡブロックにエントリーした舞華は、無傷の６勝、勝ち点１２で全日程を終了。同ブロック１位で決勝トーナメント準々決勝（２８日、新宿）進出を決めた。最終調整のため、１００キロのバーベルを持ち上げ汗を流す舞華は、突撃取材に仰天。「何でいるんだよ！ リーグ戦に集中するためにＬＩＮＥブロックしてたわ。でもおかげで前人未到の全勝優勝も果たせそうだよ」と豪快に笑い取材に応じた。

今年は初めて決勝トーナメントが開催され、準々決勝では同日に行われる巴戦に臨むＡＺＭ、星来芽依、稲葉ともかのいずれかと対戦する。ここまで全勝の舞華は「トーナメントあると私が１位で通過した意味なくない？ それに巴戦とかよくわかんないから、４ＷＡＹでよくね？ まあ決勝にいくのは私だからなんでもいっか」と高みの見物だ。

昨年の同リーグ戦では優勝決定戦まで駒を進めたものの、鈴季すずに敗れ惜しくも準優勝。その鈴季には昨年末、ワールド王座の新王者決定戦で勝利しリベンジを果たしているが、昨夏の悔しさはいまだに胸に残っている。「もちろん決勝で上谷（沙弥）にやり返す思いは変わらないけど、リーグ戦を過ごしてたら去年負けて絶望を感じた記憶がよみがえってきた。トラウマになってるみたい」

思い立ったように渋谷に移動し１０９を見つめると「去年は先にすずに夏の称号を奪われた。でも今年は私が優勝してそのトラウマを消し去る。すずはさ、『ネオジェネシスで１０９の看板になる』って言ってたよね。私が渋谷を先に占領してその夢を奪ってやる」と宣言した。

もちろん、優勝後には刀羅ナツコからワールド王座を奪還する。「今あのベルトはリーグ戦に集中するために貸してあげてるだけだから。優勝して返してもらう」と語る舞華が今年こそ夏を制する。