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混戦模様の総裁選 野党が期待する小泉進次郎氏の〝自爆〟「ボロが出て支持率低下」の皮算用

東スポWEB / 2024年8月28日 6時5分

本命視される小泉進次郎氏

自民党総裁選を巡って27日、麻生太郎副総裁は麻生派の研修会で同派に所属する河野太郎デジタル担当相を原則支持する方針を示した。しかし、他候補の支援も容認するなど派閥でまとまることはできなかった。

党内では麻生派だけが唯一存続している。〝コバホーク〟こと小林鷹之前経済安全保障担当相が「脱派閥選挙を徹底します」と宣言したように、すでに派閥に頼らない総裁選となっており、候補者も10人以上が意欲を表明する混戦模様となっている。こうした中で本命視されているのが小泉進次郎元環境相だ。

永田町関係者は「過去の総裁選では石破氏が党員票を多く取ったのに国会議員票で負けて『なんだ』と失望感が広がることもありましたが、小泉氏が出馬するなら党員票は小泉氏にかなり流れるでしょう。すんなり決まるかもしれません」と指摘した。

次期総裁に自民党議員らが期待しているのは首相就任直後の衆議院解散だ。「新首相が誕生すると、〝ご祝儀相場〟として内閣支持率が高くなりがち。その勢いで解散総選挙になだれ込むことが、裏金問題などでダメージを抱える自民党の狙いでしょう」(同)

若く刷新感のある小泉氏ならご祝儀効果が高く出るかもしれない。野党にとっては手ごわい相手となりそうだが、追い詰められている様子はあまりない。

その理由を野党関係者が解説する。

「小泉氏に限らず新しく首相になった人がすぐに解散できるのかという疑問があります。過去、麻生政権は発足直後に解散できず、ダラダラと続けた結果、政権交代しました。首相になると〝ご祝儀〟ではなく実績で評価されて支持率を上げたいという欲が出ても不思議じゃない。若いだけに小泉氏が候補者の中で一番そう考えるんじゃないか。そこに期待したい」

解散が先延ばしになればボロが出て支持率も下がるのではというわけだ。

麻生政権のときはリーマン・ショック対策を優先させたという事情もあったが、政権交代を受けて「すぐに解散しておけば…」と嘆く自民党関係者もいた。

さて新首相はどんな決断をするのか。

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