【ノア】清宮海斗 拳王の挑発にまんまと…Ｎ―１決勝に王座に続いてユニットリーダーまでかけることを受諾

清宮海斗（左）と拳王

ノアのシングルリーグ戦「Ｎ―１ ＶＩＣＴＯＲＹ」優勝決定戦（９月１日、エディオンアリーナ大阪第１競技場）の直前会見が２８日に都内で行われ、Ａブロック１位のＧＨＣヘビー級王者・清宮海斗（２８）が、Ｂブロック１位の拳王（３９）にいら立ちを隠せなかった。

Ａブロックを４勝１敗２分けで突破した清宮は、拳王からの挑発を受けて自身が持つＧＨＣ王座もかけて優勝決定戦に臨むことになった。ここまでの戦いを清宮は「本当に過酷で熱いリーグ戦でした。全試合タイトル戦だと思って試合をしてきて、１戦１戦、勝ちを取ることがいかに難しいか、身を持って感じました」と振り返る。

その上で「ただ一つ思うことがあるとすれば、自分と同世代か下の世代が決勝に上がってくることを期待していたので、その選手たちにも何かを感じ取ってもらえるような試合をします」と意気込んだ。

会見では拳王に「俺は『ベルトをかけろ』と言ったけど、売り言葉に買い言葉でやすやすとかけてくれてホントに残念だった」とこきおろされる。さらに「お前は何でも言うこと聞いてくれるのか？ だったらもう一つ提案があるぞ。お前がリーダーだから、いまいちベクトルが定まってない『オールレべリオン』のリーダーもかけて戦おうぜ」と求められた。これに清宮は「もちろんイエスだ。王者として全て受けて立ってやる！ 日本一、いや、世界一熱い夏にするのは拳王じゃない。拳王にとっても見ている皆さんにも忘れられない夏にします」と力を込めた。

だが、そんな要求を丸飲みする姿を拳王に「俺は何もかけてないんだよ。対等な立場で優勝だけをかけて戦う方が刺激があったんじゃないか？」と揚げ足を取られる。そして「かっこよくなったな、清宮。だが、学校の教科書に書いてあることを読んでるようなもんだな。『リングネームかけてみろ』とか『髪の毛かけてみろ』とか言ってみろよ！」「小中学生のお客様、清宮が自腹で招待したらかっこいいよな」などと追撃された。

これに清宮は怒りを露わにし、「ホント、めんどくせえな」と吐き捨てた。優勝とベルトとリーダーの座をかけた戦いは、激しい削り合いになることは間違いなさそうだ。