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【西武】マリンで悲劇的16連敗…同点の延長12回二死一、三塁からボーがサヨナラ暴投

東スポWEB / 2024年8月28日 22時55分

西武のボー・タカハシ

西武は28日のロッテ戦(ZOZOマリン)に延長12回の末、サヨナラ暴投というまさかの結末で3―4の逆転負け。このカードの対戦成績は0勝16敗となった。

初回、西武は長谷川、源田の連打で先制。続く西川の3号2ランで唐川から一挙3点を挙げいきなり試合の主導権を握った。

しかし、終わってみれば西武が挙げた得点はこれが全てだった。

先発の隅田知一郎投手(24)はその裏、1点を許すと6回にもポランコの適時打で1点を奪われじりじりと1点差に詰め寄られた。

隅田はそのまま7回4安打2失点で試合を作り8回をセットアッパー・平良につないだ。

この日はその平良が誤算だった。平良は先頭の角中に四球を与えると、藤原の犠打などで二死三塁のピンチを背負う。ここで藤岡への7球目のフォークが引っ掛かり適時暴投。三走・小川の同点となる生還を許し、試合は3―3の振り出しに戻った。

9回を甲斐野でしのいだ西武は延長10回、4番手・佐藤隼が途中出場の小川に右線二塁打を許し藤原への四球、藤岡を深刻敬遠で歩かせ一死満塁のピンチを背負いポランコとの勝負を選んだ。

ポランコを空振り三振に仕留めた佐藤隼は続くソトも空振り三振に斬りこの全体絶命のピンチを切り抜けた。

11回をアブレイユが無失点に抑え12回をボーにつないだ。そこに、まさかの結末が待っていた。今季3度目の引き分けが見えてきた延長12回二死一、三塁の場面で打席にはポランコを迎えた。

その初球、ボーのストレートが外角高めにすっぽ抜け、予期せぬサヨナラ暴投で三走・藤原が生還。悲劇的な結末でこのカードの連敗は開幕から未勝利のまま「16」となった。

登板後、9勝目を逃した隅田は「もったいない失点をしてしまいましたが少ない点数で終えることができました。このあと古賀とも話をして徹底的に突き詰めて、次回の登板に生かしていきたいと思います」とこの日の94球を振り返っていた。

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