小泉進次郎〝そっくり芸人〟も自民党総裁選に一喜一憂「いつでも準備はしています」

自身も〝選挙〟に出馬している信濃岳夫

自民党の小泉進次郎元環境相（４３）が総裁選出馬について９月６日に記者会見を開くと２８日に発表した。本命視される小泉氏だけに多くの注目が集まっているが、誰よりも熱視線を送る人物がいた。吉本新喜劇の座員で小泉氏のものまね芸人としても活躍中の信濃岳夫（４３）だ。取材に「めっちゃ応援しています」とエールを送った。

信濃は、小泉氏に似ているという特長を生かし、ネットで話題になった〝進次郎構文〟を駆使したネタを披露している。「これみんな意外と知らないんですが、トーストって、パンなんですよ」といったネタや、小泉氏の妻である滝川クリステルのものまねをする金原早苗と一緒に「お・も・て・な・し」と言って笑わせる一発ギャグで吉本新喜劇やお笑いライブで人気を博している。

総裁選に先駆けて、信濃は今年で３回目となる「吉本新喜劇まつり２０２４」（１０月１８日・なんばグランド花月）の出演座員３０人を決める「吉本新喜劇座員総選挙２０２４」（投票期間＝３１日まで）にエントリー中。投票を呼びかけている。

この選挙は座員自ら立候補する形式となっており、今年は８６人が立候補を表明。信濃は今月８日時点で〝ランク外〟だった。現在の得票数は聞かされていないという信濃だが、「今、自民党の総裁選に小泉進次郎さんが出馬するかもということで、毎日テレビに出てるじゃないですか。総裁選と勘違いして『座員総選挙』に出馬してる僕に、投票してくれる人いないかな」と下心をみせた。

信濃は昨年、金原とコンビを組み、「Ｍ―１グランプリ」の３回戦まで進出。「実は２０１９年に進次郎さんがご結婚された時に、小泉夫妻のものまねで金原と一緒にテレビに出してもらったんですが、すぐにコロナ禍になって、〝売れる〟機会をつかみ損ねたんです。あの時のリベンジを今回果たしたい」と、再び訪れたビッグウェーブに意気込んだ。

準備も万全だ。ものまね芸人として小泉氏の研究に余念がない。「これからも進次郎さんが出るＶＴＲは全部チェックしていきます。ひっかかる言葉とか、過去いろいろあるんでストックはあるんですけど、総裁選の出馬表明会見から、しっかり研究していきたい。テレビ（に出演した時）で何を聞かれても答えられるように準備はしています」。総裁選は進次郎語録が生まれるチャンスだけに気合が入っている。

さっそく先輩芸人から総裁選ネタでいじられているという。「楽屋で先輩芸人に『お前が総理大臣になって大丈夫か。日本を本当に支えていけるんか』って心配されてます。僕に言われてもと思うんですが、自信を持って『大丈夫です！』って答えてるんですけどね」と、小泉氏本人になり代わり国民を安心させている。

もちろん小泉氏の活躍に期待している。「今、進次郎さんの家族の次くらいにドキドキして応援しているのが僕だと思います。もちろん僕の家族も、進次郎さんをめっちゃ応援しています」とニッコリ。「うちの娘はテレビの進次郎さんに向かって『パパ』って呼んで、近づいていくんですよ」と、家族ぐるみで親しみを感じているようだった。

最後に「座員総選挙２年連続ランク外というふがいない結果だったんで、今回こそランクインして、必ず小泉進次郎さんのものまね芸人として恥じぬように、そして新喜劇の総理大臣を目指して頑張ります」と意欲を語った。

座員総選挙の結果は９月６日、吉本新喜劇セカンドシアターで開票される。