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宝石泥棒で逮捕の中国人女性2人は「ピンクパンダ」のメンバーか 大胆かつ繊細な手口

東スポWEB / 2024年8月29日 6時20分

中国人女性2人が逮捕された

長年、国際的に宝石泥棒を繰り返している中国人窃盗団「ピンクパンダ」のメンバーとみられる女が逮捕された。犯行は大胆かつ繊細というが、一体どのようなものなのか。

警視庁は28日までに、東京ビッグサイトで開催された国際宝飾展で真珠製のペンダントを盗んだとして、いずれも中国籍で住所、職業不詳の女、義小鳳容疑者(37)と胡慧玲容疑者(37)を逮捕した。女2人は中国出身者らで構成され、世界各地の宝飾展などで盗みを繰り返す窃盗団ピンクパンダの一員とされている。

逮捕容疑は1月17日午後0時半ごろ、宝飾展でペンダント6本(計186万5000円相当)を盗んだ疑い。警視庁は宝飾展で他にも700点ほどの指輪やネックレスを盗んだとみている。2人は1月18日に出国。警視庁は逮捕状を取って行方を探していた。8月27日に来日したところを羽田空港で逮捕。2人とも容疑を否認している。

ピンクパンダは10年以上前から欧州を拠点に、欧州、米国、中国、日本など世界中の宝飾展を狙ってきた中国人による国際窃盗団。欧米人による窃盗団「ピンクパンサー」やコメディー映画「ピンク・パンサー」があるが、フランス捜査当局が中国の象徴がパンダであることからピンクパンダと名付けたという。

元警察関係者は「ピンクパンダは国際的に有名な宝飾品展示会で、特に有名な宝飾品をターゲットにしています。1点で数千万円相当もするような超高級指輪を盗むことで名が知れています」と語る。

その手口は大胆にして繊細だ。「宝飾展開催の数か月前には、業界内で目玉展示品の情報が出回るため、その情報がピンクパンダにも入ります。中国でガラスなどでコピーを作り、会場に持ち込みます。1人が目当てのダイヤモンドを見ている際に『あれも見せてほしいから持ってきて』など言って、従業員の気をそらし、もう1人がガラスとすり替え、本物を飲み込むんです」(同)

フランス、ロシア、タイ、日本など意外に逮捕されることが多いが、そのたびにメンバーを入れ替え、組織は存続し続けている。2人を逮捕しただけではピンクパンダは終わらないということか。

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