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【西武】ぜい弱打線の重圧に投手陣〝決壊〟… 救いようのない結末とともに不名誉記録次々更新

東スポWEB / 2024年8月29日 6時20分

またも不名誉記録を更新してしまった西武・渡辺監督代行

救いようのない結末とともに、またしても不名誉な記録を更新してしまった。西武は28日のロッテ戦(ZOZOマリン)も延長12回の末、3―4でサヨナラ負け。これで今季のロッテ戦は開幕16連敗となり、開幕から続く同一カード連敗のプロ野球ワースト記録をさらに塗り替えた。借金は43となり、さらに1979年から本拠地が所沢に移転して以来、球団史上ワーストのシーズン78敗目となった。

初回から1番・長谷川、2番・源田、3番・西川の長短3連打がさく裂。3点をもぎ取り、これ以上ない展開でスタートしたかと思われた。ところが2回以降はことごとく得点機を逸し、あっという間にいつもの〝ガス欠打線〟へと逆戻り。嫌な流れのまま3―2で迎えた8回二死三塁から2番手・平良が藤岡の打席でまさかの適時暴投を与えて同点を許し、試合は延長戦へ突入した。

何とか3―3のスコアをキープ。12回から6番手・ボーへとつないだものの、延長ドローが見えていた二死一、三塁の場面で誰も予期できなかった結末が待っていた。ボーの投じたポランコへの初球ストレートが内角高めに構える柘植のミットを大きく外れ、外角高めへすっぽ抜けていった。ボールはダイレクトにバックネットへ。三走・藤原が歓喜のホームを踏み、ロッテが相手の自滅による〝タナボタ〟で5カードぶりの勝ち越しを決めた。

本来なら勝っていたはずのゲームを2暴投でぶち壊し、この日も結局のところ〝黒星地獄〟から抜け出すことができなかった。試合後の渡辺久信監督代行(59)も「痛いバッテリーミスでやらなくていいような点をやってしまう。勝負弱さが出た」と顔をしかめるしかなかった。

あえてかばうとするならば、8回に平良が犯した痛恨の失点については、より厳しいところへフォークを落とそうとしたがゆえの適時暴投。ぜい弱すぎる打線の援護が期待できないブルペン陣はここまで終盤のイニングにおいて、1点もやれない重圧の中でギリギリの登板を強いられてきた。

この日の試合を含め計8試合で打線はわずか計14得点(平均1・75点)。対照的に8戦12失点(同1・5点)でしのいできた投手陣が〝決壊〟してしまうのも、ある意味で必然だったと言える。

何をやってもうまくいかないドロ沼のライオンズ。この歴史的低迷から抜け出すには相当な時間がかかりそうだ。

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