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【大相撲】大の里が稽古総見で9番 境川親方から〝ゲキ〟飛ぶ場面も「初日に照準を合わせられるように」

東スポWEB / 2024年8月29日 18時9分

大の里

看板力士になる! 大相撲秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)を控えた29日、国技館で横綱審議委員会(横審)による稽古総見が開かれた。関脇大の里(24=二所ノ関)は関脇阿炎(30=錣山)らと9番取って5勝4敗だった。

申し合いの序盤には、大の里のアピールが消極的だったこともあり、稽古を見守っていた境川親方(元小結両国)からゲキを飛ばされる場面も。その後は積極的に手を挙げて買ってもらう機会を増やした。「やるべきことをやったし、しっかり自信をつける意味でもやりました」と稽古を振り返った。

新小結で臨んだ夏場所は12勝3敗で史上最速優勝を果たし、先場所は新関脇で9勝を挙げた。今場所で12勝以上挙げれば、大関昇進の目安となる三役の地位で3場所合計33勝に到達する。

大関取りに向けて「自分のやれることを、しっかりとやっていく。先場所は2桁(白星に)いけなかったし、考えすぎた部分もある。(秋場所は)5月場所のように前に前に、思い切って取りたい」と表情を引き締めた。

今後の出稽古については「(師匠の二所ノ関)親方と相談しながら決めていく。まずは体を休ませてケアをする」と自らの考えを説明し、「今場所が大事なので。しっかり初日に照準を合わせられるように頑張ります」と言葉に力を込めた。

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