自民・石破茂氏 〝派閥なき総裁選〟の意義説く「議員票投じた理由を有権者に説明できる」

石破茂氏

自民党の石破茂元幹事長が２９日に更新されたユーチューブチャンネル「Ｎｅｗｓ Ｐｉｃｋｓ／ニューズピックス」に出演し、自民党総裁選（９月１２日告示、２７日投開票）への出馬について語った。

総裁選をめぐっては、出馬を表明した小林鷹之前経済安全保障担当相、河野太郎デジタル相ら１０人以上が立候補を予定している。顔ぶれを見た石破氏は「それぞれ政策も違う。自民党改革に対する考え方も違う」と感想を述べた。

今回は過去最長の１５日間の選挙戦となり、石破氏は「今までにない期間なんで党員の方のみならず国民の方。『何が違うんだい？』ということが分かるような。金が掛からない。『金持ってるヤツが勝ったよ』みたいなことにならない」と語った。

続けて「（議員票の場合に）１人１人が『なんでこの人に入れたんだい？』ということがちゃんと説明できる。今までは『私、何派ですから。何派は誰々支持ですんで』みたい話で通ったんだけど、今度はそうはいかんでしょ」と指摘。「こういうワケで私はこの人を支持しましたということを有権者に説明しないと次の選挙の時に、この人をどうしょうかなみたいな判断材料にならないですからね」と厳しい目を向けていた。