【巨人】雨天中止で首位浮上！阿部監督が気にする残り試合数「最後は直接対決で決着つくように」

巨人の阿部慎之助監督

巨人は２９日のヤクルト戦（神宮）が台風１０号の影響で中止となり、阿部慎之助監督（４５）は３０日から予定される阪神３連戦（甲子園）に備えて関西入りした。

昼過ぎに中止が決まるとチームは全体練習を行わずにすぐさま移動を開始。その際に阿部監督が気にかけていたのは、首位に立っていた広島の試合数だ。巨人は残り２６試合だが、広島はこの日の中日戦（バンテリン）を消化してもリーグ最多の３０試合。それだけに指揮官は「今日カープが試合をやってくれればいいけどね」と口にし「（試合前時点で）５試合も差があったらね。同率でも（広島の結果を）待つしかないっていう状況だからさ。少しでも縮まればね。それで最後は直接対決で決着つくように」と望んでいた。

また、チーム関係者の一人からは「移動さえ済めば、極力休養に充てられることはメリットになる」。たまった疲労を軽減させる〝休養日〟として歓迎した。だが、チーム状況を考えれば喜んでばかりもいられない。別の関係者は「ここまで４連勝と勢いに乗っていただけに、仕方ないこととはいえ時間が空いてしまうのは心配。勝負は水物だから、いい感覚を切らさずに次の試合に持ち込むことができれば…」との不安顔だった。

結果的にこの日は広島が敗れ、７月３１日以来の首位に浮上したが、台風による中止は今後にどう影響するのか。