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【広島】350犠打達成の菊池涼介 若き日の血のにじむ鍛錬と〝小技職人〟のプライド

東スポWEB / 2024年8月30日 5時9分

広島・菊池涼介

広島・菊池涼介内野手(34)が29日の中日戦(バンテリン)でNPB史上5人目となる350犠打を達成した。

「7番・二塁」で先発出場すると1点を追う5回一死二塁の打席で、相手先発・松葉の3球目を投前に転がして走者を進めた。二塁手として2013年から22年まで10年連続でゴールデン・グラブ賞を獲得。球界を代表する守備の名手でありながら、打撃でもツボにハマッたら一発を放つだけでなく、戦況に応じて自分の打席を犠牲にしてチームが得点する確率を上げる〝小技職人〟でもある。

菊池は犠打について「ファンの人からすれば『バントもできねえのかよ』と思う方はいるかもしれませんが(笑い)。やっている人しか分からないかもしれないですけど、難しいですよ。簡単じゃない」と打ち明ける。実際に通算300犠打達成時には「『あと1』から、3回ぐらい失敗している。何か勝手に『あと1か…。いいバントしたいな』って。勝手に自分で思い込んでプレッシャーに感じて」とメンタル面も大いに影響するという。

その一方で「俺みたいな選手は打てなくてダメで、バントもできなかったら、ここにはいない。(バントを)できて当たり前ぐらいに思って毎日練習してます」と献身的なプレーに強いプライドものぞかせた。

そうした自負が生まれたのも血のにじむような鍛錬があったからだ。

「プロ入りで最初の監督が野村監督。その時の外野守備走塁コーチだった永田コーチに付き添われ、マウンドよりも何メートルも前の至近距離から打撃マシンを160キロに設定して、キャンプから毎日室内で右手が痛くなるまでバント(の練習)をやりました。練習をやっている時だけじゃなくて、プロで最初のキャンプはずっと右手が痛かったのだけは、今でも覚えています」

源にはプロの世界で生き抜くため、極限まで己を追い込んで得た技術がある。

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