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【西武】同一カード最多連敗記録は免れたが… まだ予断を許さぬ不名誉記録〝達成危機〟

東スポWEB / 2024年8月30日 6時4分

ロッテ戦に今季初勝利の西武・渡辺監督代行

ひとまず不名誉記録の到達だけは難を逃れた。西武は29日のロッテ戦(ZOZOマリン)に8―0と快勝。開幕から続いていた同戦の連敗を「16」で止め、パ・リーグのシーズン同一カード最多連敗記録「17」に到達する一歩手前で何とか阻止した。

試合後の渡辺久信監督代行(59)は「(同一チームに1勝16敗)これは本当に恥ずかしいこと。やっぱりプロとして戦っている以上、本当はあってはならないことだと思う」と前置きしながらも7カード、17試合目で挙げたロッテ戦の今季初勝利に安堵した。

いつもは貧打にあえぐ西武打線が、まるで「別物」のように機能した。ここまでの116試合で、ずっと目指してきた「先制、中押し、ダメ押し」の流れが理想的に稼働し14安打8得点。投げては6年目でようやく開花した先発の渡辺勇太朗投手(23)が6回途中4安打無失点で試合をつくると佐藤隼、平良、ボー、上田とつなぐ無失点リレーでロッテ打線を抑え込んだ。台風10号の影響で途中から叩きつけるような大雨が降りしきる中、きっちりと試合を締めた。

ロッテ戦の屈辱的な連敗を阻止した投のヒーロー・渡辺勇は「ボクがやることは変わらない。とにかくスコアボードにゼロを並べることを意識して投げた。自分のペースに投げられたと思うし、ボクのボールをしっかり投げられたと思う」とコメント。ここまで13試合で9度のクオリティー・スタート(6回以上を投げ、自責点3以内)を決めながら、ようやく2か月ぶりの2勝目(4敗)を挙げた94球を振り返った。

しかしながら、これで歴史的低迷を続けるチームの課題が改善されたわけではない。この日こそ阻止したものの30日の日本ハム戦(ベルーナ)に敗れればCS進出が完全消滅し、2024年シーズンの灯がいよいよ消える。

現在のシーズン勝率3割1分6厘は1971年の前身・西鉄時代の同ワースト勝率3割1分1厘に肉薄しており、残り27試合で22敗を喫すればシーズン100敗に到達してしまう。

この日はひとつの不名誉記録を阻止したとはいえ、まだ予断を許さぬ歴史的記録の〝達成危機〟にチームはひんしている。低迷ライオンズが青息吐息の境遇のまま、さいなまれ続けている状況に何ら変わりはない。

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