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高谷大地 レスリング普及の夢明かす「サッカー、野球とかに負けないスポーツにできたら」

東スポWEB / 2024年8月30日 15時49分

25日のイベントに出席した高谷大地(右端)

パリ五輪のレスリング男子フリー74キロ級で銀メダルの高谷大地(29=自衛隊)が、競技のさらなる発展に意欲を燃やしている。長年追い続けてきた大舞台では、悲願のメダル獲得を達成。帰国後はメディア対応に追われる日々を過ごしているが「意外と、こういうメディア対応がリフレッシュになっている」と本人は楽しんでいるようだ。

レスリングで日本勢は金8個含む計11個ものメダルを獲得し、大きな注目を集めた。全日本学生選手権3日目の25日には駒沢屋内球技場で「握手&写真撮影イベント」が行われて大盛況となった。高谷自身も、今がレスリング普及の絶好機とみており「五輪後のこのチャンスを逃すわけにはいかないと思って、このビッグウエーブに乗るしかないという思いが一気に強くなった」と語っている。

日本はレスリング大国と言われるようになった一方で、競技人口自体はさほど増えていない現実がある。銀メダリストは「五輪が終わり、このままだとレスリングの話題性が終わってしまうと思った」と強い危機感を口にした。

日本トップの選手たちも普及の一翼を担いながら、競技にさらなる活気を付けられるか。高谷は「4年に1回盛り上がるんじゃなくて、サッカー、野球とかに負けない、他の夢も与えられるようなスポーツにできたら」と理想像を語った。

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