橋下徹 台風でマヒ状態の新幹線に提言「北陸の大動脈をしっかり作らないと」

橋下徹氏

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が３０日、関西テレビ「とれたてっ！」に出演。台風１０号の影響で東京駅―新大阪駅間の全線で始発から運転見合わせとなった東海道新幹線についてコメントした。

橋下氏は「東海道がこういう状況でしょ。僕も今日（大阪から）東京に向かうんですけども、東海道は関東と関西を結ぶ大動脈じゃないですか。日本の国家戦略として政治が決めなきゃいけないのが、東海道の代替ルートを早く作らなきゃいけないんですよ」と指摘。

続いて「今、北陸新幹線がもめにもめてます。そういう京都の地元の話とかそういうことではなくて、国家の利益として東海道ともう一つ、北陸の大動脈というのをしっかり作らないと、社会が停滞してしまいますよ」と提言した。

現在、敦賀以西の延伸については先行きが不透明な状況となっているが、橋下氏は「小浜ルートに決まったんだけど、あまりにも費用が高すぎるんですが、政治がいったん決めたことは修正できないんですよ。これはいろんな見解がありますけど、重要なことは早く代替ルートを作ることが日本の国のために必要だと思いますよ。もう一つ鉄道網を、北陸の方に大動脈を作るというのは絶対必要ですよ」と訴えていた。