“党内不人気”石破茂氏に浮上の兆し「意外と実力者たちの支持を集めている」

石破茂氏

自民党総裁選（９月１２日告示、２７日投開票）に向けた各陣営の動きが加速している。

台風の影響で総裁選立候補表明を９月６日に延期した小泉進次郎元環境相は３０日に自身のＸで、新たにユーチューブチャンネルを開設したことを明かした。

「党員の皆さんだけでなく、１人でも多くの国民の皆さんに自民党総裁選に関心を持っていただき、政治の信頼回復につながればと思っています。チャンネル登録を是非、よろしくお願いします」と投稿した。

一方、石破茂元幹事長はこの日に国会内で、自身の陣営の選挙対策本部を初めて開いた。選挙対策本部長は岩屋毅元防衛相が就任した。

「国民を守る、日本を守る自民党にしたい。賃金も上がり始めたが物価も上がっており、国民が安心して消費ができる社会にしなくてはならない。そしてルールを守る自民党にしたい。きちんと透明性を確保し、政治の信頼回復を成し遂げたい」（石破氏）

河野太郎氏は自身が所属する志公会（麻生派）事務所で、派閥会長の麻生太郎氏を始めとした１０人あまりと会合を開き、正式に立候補表明したことを報告した。

小林鷹之元経済安保相は、党本部の憲法改正実現本部の作業チームに出席。同党関係者によると茂木敏充幹事長、加藤勝信元官房長官は、総裁選立候補に必要な推薦人２０人を確保できるめどがたったという。

「来週以降は立候補会見ラッシュの見通し。茂木氏は９月４日の出馬表明に向けて調整中、進次郎氏は６日に。高市早苗氏は９日に出馬会見。河野氏はここ数日、党所属の参院議員を中心に支持拡大に向けた動きをしている。石破氏は１０日に政策発表する会見を開く予定です。党内では石破氏が意外と幅広く実力者たちの支持を集めていると評判です」

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