河野太郎氏 裏金問題で返還発言が遅いとのツッコミに反論「それは取材不足」

河野太郎氏

自民党総裁選（９月１２日告示、２７日投開票）に立候補を表明した河野太郎デジタル相が１日、「ＡＢＥＭＡ的ニュースショー」（ＡＢＥＭＡ）に出演した。

河野氏は先月２６日に行った出馬会見で、政治資金パーティーをめぐる裏金問題で不記載があった議員に対して同額を返還する〝ケジメ〟を求め、波紋を呼んだ。政治ジャーナリストの青山和弘氏が「ケジメの１つとして十分アリだと思う」としたうえで「当時からこういうことを発信してくれたら…。現職の大臣だからどうしても言えなかったのか。なぜ言わなかったのかという所がどうしても引っ掛かる」とツッコんだ。河野氏は食い気味に「それは青山さんの取材不足。最初から私は返還すべきだとずっと言ってました」と反論。

続けて「法律的に書類の訂正で終った。捜査当局的にはそれで決着ということなのかもしれませんが。本来、記載をしていなかった問題が裏金、裏金とずっとそしりを受けているんだったら、一部に税金分を払ったらいいではないかという議論もありましたけど。税金分などと言わずに不記載になった金額を自分の手元から離します、と。それでケジメを付けて前に進むことが一番理解されやすい」と主張した。

元衆院議員の宮崎謙介氏は「安倍派とかの反発があるんじゃないかという声もあるんですけど。そもそも違法性に気付いてなかった人と、そうせざるを得なかった人がいる中で、これはすごく納得感がある。安倍派の多くの人たちも返納して許されるんだったら、それをさせてもらたいという声もあるので妥当なやり方なのかなと思います」と述べた。