【全日本】斉藤ジュンが世界タッグＶ４で器のデカさを見せる「甘いものはみんなで食べなきゃ」

世界タッグ王座Ｖ４に成功したジュン（左）とレイの斉藤ブラザーズ

全日本プロレス１日の福岡大会で、世界タッグ王者の斉藤ブラザーズ（ジュン＆レイ＝３７）が、本田竜輝＆綾部蓮を下しＶ４に成功した。

Ｖ３戦を終えてから幾度も好物のスイーツを本田に奪われてきたジュンは鬼の形相で試合に臨む。敵軍から猛攻を受け一進一退の攻防となったが、最後はジュンの怒りのパワーがさく裂。本田にアッパーカット、張り手を叩き込むとチョークスラム、サイコブレイクとつないでトドメを刺して３カウントを奪った。

試合後、大隅良雄ＰＷＦ会長代理人からベルトと共に猫のフィナンシェを受け取ったジュンは「世界タッグを防衛したぞ！！」と叫ぶ。さらに手元のお菓子を愛おしそうに見つめ「これでやっと、やっと、やっと…猫ちゃんの肉球フィナンシェを食べられる！ いただきます」とＶ３戦直後には本田に強奪されて食べられなかったものと同じスイーツをほおばる。

自称〝簡単に「おいしい」と言わない男〟ことジュンだが今回ばかりは「しっとりしてておいしい！ 思ってたのの２倍くらいしっとりしている！」とえびす顔だ。そして、無念そうに見つめる本田と綾部にもフィナンシェを与えるケタ違いのやさしさを見せて「甘いものはみんなで食べなきゃおいしくないんだ。綾部蓮、本田竜輝またやろうぜ。ＤＯＯＭ」と話し、会場の支持率を全てかっさらった。