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【全日本】青柳優馬 地元・宮原健斗下し3冠V1…王道Tへ「僕は7年連続1回戦で敗退しています」

東スポWEB / 2024年9月1日 19時4分

3冠ヘビー級王座初防衛に成功した青柳優馬

全日本プロレス1日の福岡大会で、3冠ヘビー級王者の〝陰湿ファイター〟こと青柳優馬(28)が、宮原健斗(35)を下し、V1に成功した。

王道の〝黄金カード〟とも称される一戦は、両雄の意地が激突する戦いになった。地元・博多の声援を背に序盤から勢いよく攻めてきた宮原に苦しむ場面もあった青柳だが、持ち前の相手を食ったような動きで一進一退の攻防に持ち込む。中盤にはエプロンの攻防で宮原を持ち上げると、背中から叩きつけてダメージを与える。

それでも強烈なブラックアウト2連発を顔面に受けるなど、ペースは握れない。青柳はスピンキック、ロックスターバスター、ザ・フールと続けたが驚異の粘りで返され、ここで必殺のシャットダウンスープレックスを食らい、あわやの場面を作られてしまう。

だが、終盤に王者は珍しくラリアートを繰り出し、スピンキック2発をアゴに叩き込んで動きを止める。ブレーンバスターで投げると、そのままクラッチを離さずに持ち上げてロックスターバスター、ザ・フールとつなぎ、宮原から3カウントを奪った。

試合後、マットを叩きながら歓喜した青柳は、タッグパートナーでもある宮原と再戦を誓い、握手をかわす。さらにリングを降りた宮原に頭を下げると「大将、ありがとうございます。やっぱり大将は…、宮原健斗は最高ですね。こっちで言うところの〝最高ですたい〟といったところでしょうか」と感謝を述べる。

さらに観客に「今日、来場していただいたみなさんに、聞きたいことがあります。正直な声を聞かせてください。青柳優馬が負けると思っていた人、手を上げてください」と呼びかける。これに多くの観客が反応し挙手すると「満場一致じゃねえか! 顔覚えたからな。そんな中、少しでも期待して応援してくれた人のおかげで勝つことができ、初防衛に成功しました!」として拍手を浴びた。

また、9月14日の名古屋国際会議場大会で開幕するシングルの戦い「王道トーナメント」に向け「僕は7年連続1回戦で敗退しています。その汚名を返上するためにも、宮原健斗に福岡で勝ったという責任を持って必ず優勝します!」と宣言。王者として過酷なトーナメントを制することができるか。

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