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【巨人】二軍戦も欠かさずチェック 菅野智之が〝コーチ〟としても「二刀流」の活躍中

東スポWEB / 2024年9月2日 5時9分

雨の中で力投する巨人・菅野智之

巨人は1日の阪神戦(甲子園)に3―1で逆転勝利。首位を走る広島と0・5ゲーム差を堅持した。その立役者が7回1失点(自責点0)の好投で両リーグ単独トップとなる13勝目(2敗)をマークした菅野智之投手(34)だ。その菅野はチームに勝利をもたらすだけでなく、実は〝コーチ〟としても「二刀流」の活躍をしている。

初回に味方の失策も絡んで先制点を献上したが、雨が降る中でもその後は無失点。今季のチームは甲子園球場で2勝7敗1分けの上に4連敗中だったが、円熟の右腕には〝鬼門〟もどこ吹く風だった。そして7回終了時に降雨コールド。チームを引っ張る背番号18に阿部監督は「グラウンド状況が悪くなってからも、素晴らしいピッチングで7回まで投げ切ってくれた」と賛辞を贈った。

菅野も「今は自分のコンディショニングというのを確立できているので。『これをやっておけば大丈夫だ』という、ピッチングフォームに関してもある程度のものはでき上がったと思うし。そこはやっぱり一番大きいと思います」と胸を張った。

1人でチームに貯金11をもたらすだけでなく、実は後進の育成にも余念がないという。ドラフト1位・西舘勇陽投手(22)は「(菅野が)ファームで自分が初先発した時の試合映像を見てくださっていて。投手練習の時に(試合の)入り方だったりとか、長いイニングを投げる上でのコツだったりとか…。菅野さんから見た観点でアドバイスしてくださいました」と目を輝かせた。

一軍の先発陣も投手練習日はジャイアンツ球場で二軍投手とともに調整する。その際、菅野は西舘以外の若手投手にも的確な助言を送っている。

「すごいです、菅野さんは。ほとんど毎日ファームと一軍(の試合映像を)ずっとどっちも見てるんじゃないですかね。いつもコメントというか、アドバイスをしている印象です」(西舘)

菅野は以前から「優勝するには自分1人の力ではできない」と後輩たちの台頭を願ってきたが、ここにきてようやく戸郷、山崎伊らローテの柱が育ってきた。チームが毎年、優勝争いを繰り広げるためには若手が途切れることなく芽吹く必要がある。

菅野は戦力としてだけでなく、チームに計り知れない財産を還元している。

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