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【阪神】岡田監督が降雨コールド負けでNPB&審判団に大噴火 期待していた〝巨人の地獄日程〟も消失

東スポWEB / 2024年9月2日 5時10分

阪神・岡田監督は降雨コールド負けに怒りが収まらなかった

阪神は1日の巨人戦(甲子園)に1―3で7回終了時に降雨コールド負け。首位・広島とはついに5・5ゲーム差と絶望的なまでに広がった。1点を争う接戦に〝水を差されて〟敗れたとあり、試合後の岡田彰布監督(66)は大噴火。行き場のない怒りは日本列島上を散々迷走し、熱帯低気圧へと姿を変えた台風10号、NPB&審判団にぶつけられた――。

「しゃべる気にもならん!」。取材スペースを素通りされて追いすがる報道陣に対し、虎将はこう吐き捨てた。怒りの矛先は、7回の負け越しに直結するミス(一塁悪送球&野選)を犯した佐藤輝や、巨人先発・菅野を打ちあぐねた打線全体に向けられたものではなかった。

シーズンも終盤に差しかかり、8月27日以降は「連盟管理節」に突入。悪天候などによる試合挙行の可否は主催球団ではなく、NPBが行うことになっている。この日も台風10号の影響で試合開催が心配されていたが、予定通り午後6時にプレーボールの声がかかっていた。

試合開始直前の予報では、球団所在地の兵庫・西宮地方は午後11時ごろまで雨が降らずに持ちこたえる見込みだった。だが、試合が中盤に差しかかった5回以降、細かい雨が球場上空にパラパラと降り始めると、1―3と勝ち越しを許した7回には本降りに。阪神の7回の攻撃終了後、試合の中断が審判団によって宣告されると、約20分後に天候回復の見込みなしと判断され、無情にもそのままゲームセットが決定した。

ビハインドはわずかに2点。8回の攻撃はこの日2安打と当たっていた2番・中野から始まる好打順だっただけに勝機は十分にあった。だからこそ試合挙行を判断したNPBと試合を途中で切り上げた審判団に対し、岡田監督は「消化試合ちゃうんやから! 3試合中止してるところもあるのにオマエ」と語気を荒らげ続けるしかなかった。

ひそかに思い描いていた〝悪だくみ〟も絵に描いた餅で終わった。この日の試合が悪天候などでノーゲームとなれば、代替試合は予備日の24日に行われる予定だった。そうなると巨人はシーズン最終盤となる18日のDeNA戦(東京ドーム)から29日のヤクルト戦(神宮)まで地獄の12連戦を戦うことを強いられるところだった。

この日の試合前練習中に、その可能性を報道陣から聞かされていた岡田監督は「12連戦? おお、ええやないか…」とニヤリ。セ・リーグ最多の120試合(試合前時点)を消化している阪神は、9月の日程にまだまだ余裕がある。連戦で疲労がピークに達するであろう広島と巨人の上位2チームを、シーズン最終盤で〝差し切る〟思惑もあったのかもしれない。

百戦錬磨の策士をもってしても、気まぐれな天気ばかりは制御不可能。「勝負の季節」と位置づけた9月最初の一戦は後味が悪いまま終わってしまった。

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