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JR横浜駅近くの商業施設で飛び降り巻き添え…32歳女性死亡 過去にもあった傷ましい事例

東スポWEB / 2024年9月2日 6時4分

JR横浜駅

駅ビルからの飛び降りで歩行者を巻き込む事故が発生した。横浜市西区のJR横浜駅に直結する商業施設で8月31日午後6時ごろ、12階デッキから高校3年生の女性(17)が飛び降り、歩行者の会社員女性(32)にぶつかった。2人は死亡した。過去にも飛び降りの巻き添えになった例はある。これを防ぐことはできるか。

戸部署は、女子高生は自殺の可能性があるとみて経緯を調べている。会社員女性は駅ビル前を友人3人と歩いていただけだった。巻き添えになった人はたまったものではない。

法曹関係者は「被害者側は自殺者の遺族に対し、理論的には賠償請求できます。ただし、あくまで自殺者が負うべき賠償責任の遺産と債務を遺族が相続した場合であって、遺族が相続を放棄すると賠償請求とは無関係になります。自殺する人は財産があまりないことがほとんど。遺族の多くは遺産も債務も相続放棄しますので、賠償請求はできないケースがほとんどでしょう」と語る。

他にも飛び降り自殺の巻き添えになったケースは過去にある。

2007年、東京・池袋の商業ビルから女性が飛び降りて、歩行中の男性が巻き込まれた。女性は即死、男性は意識不明の重体で、4日後に亡くなった。

20年には大阪・梅田の商業ビルの屋上から高校生の男子生徒が飛び降りて、下を歩いていた大学生の女性に激突。高校生は即死し、大学生は翌日、亡くなった。

巻き添えだけではない。壮絶な自殺現場、自殺者を目撃した人はトラウマを抱える二次被害を受けることになる。

防災関係者は「新宿・歌舞伎町で飛び降り自殺の巻き添えになる事件がありました。歌舞伎町の人たちは、飛び降りで有名なビル近くを歩く際は、何が降ってくるか分からないという危機意識をもって歩きます。駅ビルでそこまで危機意識を持つのは難しいでしょうが、ビルの近くで屋根のない場所を歩く時は、上をよく注意するしかないでしょうね」と指摘している。

とはいえ、まさか上から人が降ってくるとは思わず日常的に警戒するのはムリがあるだけに、難しい問題だ。

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