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〝料亭政治〟からリモート会談へ 候補者乱立の総裁選の風景が一変した背景

東スポWEB / 2024年9月2日 6時5分

左から林芳正官房長官、茂木敏充幹事長、小泉進次郎元環境相

自民党総裁選を巡り今週は出馬表明ラッシュとなりそうだ。3日に林芳正官房長官、4日に茂木敏充幹事長、そして6日に小泉進次郎元環境相がそれぞれ会見を予定している。

すでに小林鷹之前経済安全保障担当相、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル担当相が手を挙げている。来週には高市早苗経済安全保障担当相、加藤勝信元官房長官も会見をするとされている。現在の推薦人制度になって以来、過去最多の候補者で総裁のイスを争うことになりそうだ。

候補者が乱立することになったのは麻生派以外の派閥が事実上なくなったことが理由の1つだ。かつては派閥のボスや代表者を候補者に立てて、派閥単位で総裁選に臨んでいたが風景は一変した。

派閥の重鎮らで夜な夜な会談をし、調整する〝料亭政治〟がよく批判されるが、この点でも変化が起きつつある。総裁選を巡っては、茂木氏と麻生太郎副総裁がステーキ店で会談したと報じられたこともあった。しかし、自民党関係者は「会談のために外で食事するというのも減っていくでしょう。若手や中堅はリモートで会談をやっていますよ。その方がマスコミにも追われなくていいでしょ。逆にマスコミからたまには外でやってと言われるくらい」と明かした。

コロナ禍をへてリモート会議は一般的になった。派閥の金が期待できなくなった今、料亭に行く金もないわけだ。永田町関係者は「昔の総裁選は〝実弾が飛んだ〟なんて言われるほどで、複数の陣営からお金を受け取る不届きな議員もいたといいます」と解説したが、こうした悪習がなくなるのかどうかも要チェックだ。

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