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【広島】今や「打」でもここぞの存在 矢野雅哉 得点圏打率急上昇の〝極意〟

東スポWEB / 2024年9月2日 6時5分

「打」でも開眼中の広島・矢野雅哉

守備の人が「打」でも開眼中だ。セ首位の広島は1日のヤクルト戦(マツダ)に5―1で快勝。今季から正遊撃手の座をつかんだ矢野雅哉内野手(25)が、2試合連発となる2号3ランをランニング本塁打で決めた。

ダイヤモンドを一気に駆け抜けたのは2点リードの6回二死二、三塁の場面だ。2番手・ロドリゲスの152キロを強振した一撃は前進守備を敷いていた相手中堅手の頭上を越え、ボールが転々とする間に俊足を生かして生還した。人生初のランニングホームランを「ナイスパワーです(笑い)」とジョークで振り返った矢野について、新井監督も「何か持ってますね、彼は」と喜んだ。

一方で「勝負強さ」は格段に向上した。最大の要因は本人の鍛錬の積み重ねにあり、本拠地での試合前は早出特打の常連。打撃投手を務めることもある小窪打撃コーチに助言を仰ぎ、課題の打撃向上へ汗を流す。中でも同コーチからハッパをかけられてきたのが「得点圏」での打席だが、規定打席到達後はいっそう力を注いできた。

矢野の得点圏打率は3割4厘まで上昇。これは新井監督から「ここぞの」との異名をとる小園の3割1分8厘に次ぐ成績だ。セ全体でも堂々の12位に食い込んでおり、矢野はチャンスでの打席について「もともと真っすぐに弱いのがあるので、どっかの1球で。変化球を狙う時もあるんですけど、真っすぐを狙うその1球を仕留めるつもりで入っています」と〝極意〟の一端を明かす。

小窪コーチも、上昇を続ける矢野の得点圏打率について「最初は2割もなかったと思います」とし「外角球をパチンと逆方向にコンタクトできるようになって、そこからいろいろな対応もできるようになってきたと感じます。バッティングの引き出しが増え、対応のレベルも上がり、見ていても何か覚えたなって思う一打が最近、多いですよ」と目を細めている。

新井カープが誇る「守り」の象徴でもあった男は、今や「打」でも〝ここぞの〟存在だ。

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