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大谷翔平9月は〝レコード大賞〟月間 自己新ラッシュそして地区Vへ痺れる1か月に!

東スポWEB / 2024年9月2日 10時14分

大谷翔平の痺れる1か月が始まった(ロイター=USA TODAY Sports)

ドジャースの大谷翔平投手(30)は1日(日本時間2日)に敵地フェニックスでのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数無安打、3三振だった。3戦連発が期待されたが不発、盗塁も上積みすることはできなかった。勝負の9月は残念なスタートになったが、大谷の前に史上初の「50―50」の偉業達成が控え、個人記録の大幅更新は確実。また、メジャー7年目で初の「ヒリヒリするような9月」、ナ・リーグ西地区優勝争いも待っている。今まで以上に目が離せない1か月になりそうだ。

待ち望んでいた展開だ。エンゼルス時代の2021年9月に明かした「もっと楽しいというか、ヒリヒリするような9月を過ごしたかった」が現実になった。その9月最初の試合、相手先発は右腕ファット。1回先頭は2球で追い込まれて3球目、外角低めのチェンジアップで空振り三振。3回先頭はカウント2―2からの5球目、内角高めのフォーシームで空振り三振。5回無死一塁は初球、真ん中に甘く入ったスイーパーを打ち損じて三邪飛に倒れた。6回二死一塁は2番手の左腕マンティプライと対戦し、フルカウントからの6球目、外角低めのシンカーに手が出ず見逃し三振だった。8回に一塁を守っていたE・ヘルナンデスが登板したため、DHが解除となり退いた。

この日は無安打だったが、9月の大谷はMLBの歴史を塗り替える偉業達成が待っている。米メディア、ファンが大注目しているのは史上初の「50本塁打―50盗塁」の達成だ。残り25試合で現在、52本塁打、51盗塁ペース。例年、9月は本塁打が止まる傾向にあるが、今季は違う。最高は2022年の8本だった8月にヤンキースのジャッジと並ぶメジャー最多の12発放っており、期待が高まる。50本塁打の大台到達なら、MLB50度目だ。盗塁はオールスター戦前は94試合で23盗塁が、後半戦は39試合で20盗塁と大幅にペースアップしており、心配なのはケガや故障だ。

タイトル争いは8月31日(同9月1日)時点で44本塁打は2位のオズナ(ブレーブス)に7本差と独走態勢。両リーグで本塁打王に輝けば、史上4人目で、2年連続なら史上初だ。98打点はオズナと並び、トップタイ。ただ、打率2割9分3厘はトップのアラエス(パドレス)と1分6厘差で、メジャーでは12年ぶり、ナ・リーグでは87年ぶりの3冠王は厳しそうだ。

また、個人記録の大幅更新は確実。残り25試合で43盗塁、107得点、329塁打は自己最多。155安打はあと6本、30二塁打は1本、6三塁打は3本、44本塁打は3本、98打点は3、80長打は1に迫っている。打者に専念するとここまですごい成績を残せるのだ。驚くしかない。

もっとも大谷にとって重要なのはメジャー7年目で初の優勝争いだ。地区2位のパドレス、ダイヤモンドバックスと5ゲーム差。29日(同30日)のレギュラーシーズン最終戦まで厳しい戦いが続くが、プレッシャーすら楽しみだろう。その先には初のプレーオフが待っている。

「40―40」を達成した8月23日(同24日)の試合後、「50―50」について聞かれ、「もちろん、その数が増えるっていうことは勝つ確率も高くなるっていうことなんで。これからもっともっと大事な試合が多いですし、自分の数字が上がってくると同時にチームが勝てるように頑張りたいと思います」と強調した。個人成績は目的ではなく、チームが勝つための手段と考えている。自分のバットでワールドシリーズ制覇に貢献したいのだ。

勝負の9月。覚醒した背番号「17」を見ることができそうだ。

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