【長月のヒロイン~9月の注目レーサー~】大豆生田蒼「意識するとダメダメなので意識せずにできる範囲で」
東スポWEB / 2024年9月2日 11時15分
◇大豆生田蒼(29=埼玉)
9月18日から23日まで桐生で行われるPGⅠ「第11回ヤングダービー」に出場する。2022年の多摩川大会以来2年ぶり2回目の参戦。11月に30歳となるため今大会で〝ヤングダービー卒業〟となる。
2017年の芦屋レディースチャンピオンでGⅠデビュー。これまでのGⅠ挑戦は、このレディースチャンピオンと2022年ヤングダービーの2大会。まだ1着はないが、3度目のGⅠに向けて気負いはない。
「意識するとダメな方なので意識せずに自分のできる範囲で無事故で頑張りたいです。力を抜いてリラックスして臨みたいです」と穏やか口調で意気込みを明かす。
2024年後期適用勝率6・51をマークして7月からは初めてA1レーサーとして戦っている。ただ「A1をキープできるならもちろんしたいと思っています。肩に力が入ってしまうと事故やFをしたりしてしまったことが何回もあるので意識せずに行きたいです」と〝意識せず〟を繰り返す。
2018年前期にA2初昇格。しかし、この2018年は4月22、23日の2日連続Fなど年間3回のF。2019年前期はB級降格となり、勝率も伸び悩むことになってしまった。「Fは空回りや焦りだったと思います」と猛省。この苦い経験を繰り返さないためにも「過度な意識」を封印している。
再び勝率を上げて2022前期にA2復帰。「勝率が上がったのは自分のキャパ以上のことをしないメンタルの持ち方の変化が理由だと思います」と明かす。
近況についても「やることも意識も変わっていない。むしろ意識しないようにしている」。〝意識せず〟を貫いてステップアップにつなげる。
〈大豆生田蒼 今後の出走予定〉
◇9月5~8日 びわこ一般戦
◇9月18~23日 桐生PGⅠヤングダービー
◇9月27日~10月2日 尼崎男女W優勝戦
☆おおまめうだ・あおい 1994年11月26日生まれ。埼玉支部の111期生。栃木県出身。2012年11月に戸田でデビュー。2013年7月の初勝利、2015年6月の初優出はともに戸田。初優勝は2018年6月の浜名湖。通算2V。同期に高倉和士、中村晃朋、安河内将、竹井貴史、清埜翔子、土屋実沙希ら。
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