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元C―C―Bメンバー〝3度目〟覚醒剤裁判で明かされた生活保護受給、訪問看護、糖尿病…

東スポWEB / 2024年9月2日 17時4分

1989年、C―C―B解散コンサートでの田口智治(左から2人目)

覚醒剤取締法違反の罪に問われた往年ポップグループ「C―C―B」元メンバー・田口智治被告(63)の初公判が2日、東京地裁であり、検察側は懲役2年6月を求刑し結審した。

勾留先から出廷した田口被告は、グレーのTシャツにスエットパンツ姿。白髪交じりの坊主頭、色白の小太り体形で、C―C―B時代の面影はない。職業を聞かれ「いま無職です」と答え、冒頭陳述では生活保護受給者であることも明かされた。

体には随分とガタがきていて、被告人質問に入ると「ちょっと耳が遠いんで…」と訴えた。東京・足立区の実家で独り暮らし。月曜日に訪問看護を受けていて、糖尿病を抱えている。数年前に頸椎症性骨髄症で手術を受けたが、「指先や手足が動かない」こともあるという。

「何でも抱え込んでしまう癖があり、うつ病も抱えてますので」とも明かし、再び覚醒剤に手を出すキッカケとして挙げたのは、今年3~4月頃あった愛猫の事故死。

〝家猫〟がちょっとした隙に外へ出てしまい、家の横の路地で捕まえようとしたら逃げて十字路を曲がり、その先から車の急ブレーキ音が…。「ちょっとそこからは覚えてない。頭が白紙の状態で、泣くこともできなかった」と、本人はショックのほどを振り返った。

覚醒剤事件はこれが3度目。前回の事件で服役し2019年2月に出所後、「うつがひどかった」ことから、メンタルクリニックに通い始めた。加えて自助グループのディスカッション、依存症ワークショップのミーティングなどにも通い続けていたのだが…。

その最中の再犯。更生の仲間から「もしかしたら(また覚醒剤を)やってるんじゃないの?」と指摘され、ウソをつき否定したこともあった。「先生や同志の人たちに心配させたくない気持ちが強かった」と田口被告。今後もし、本人が「暗黒面」と例える、うつや寂しさが出てきたら、1人で悩まずに周囲の人に相談することを誓った。

家の合鍵は知人と、いとこの男性に渡していて、この日はそのいとこが証人出廷。同世代で近所に住む彼は「今後は定期的に(家を)覗いてくような形にして見守る」と、田口被告の〝生存確認〟を約束した。

今回の逮捕・起訴が報じられた先月1日、C―C―B元メンバーの関口誠人(65)はSNSに、田口被告の心情に寄り添う投稿をした。これをネットニュースを通じ知ったという同被告は、この日の法廷で「良く書いていただいた」と関口に感謝。「本当に自分はいい知人に恵まれて幸せだなと思います」と語っていた。

5人組バンドのC―C―Bは1985年、TBS系ドラマ「毎度おさわがせします」の主題歌「Romanticが止まらない」でブレーク。89年に解散するまでアイドル的人気を博した。リーダーのベース・渡辺英樹さんは2015年に55歳で、メーンボーカルのドラマー・笠浩二さんは22年に60歳で他界している。

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