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【阪神】〝守乱〟佐藤輝明に先輩右腕が熱いメッセージ「テルにとって試練かな」

東スポWEB / 2024年9月3日 5時5分

7回、佐藤輝明(背番号8)の失策から勝ち越しを許した阪神。この回、降板した西勇輝は責めることはなかった

テルよ、乗り越えろ――。阪神・佐藤輝明内野手(25)が2日までに両リーグでダントツ、自己最悪の21失策を喫し、守備でほころびを見せている。

セ3位のチームは3日から5位・中日、最下位のヤクルトと6連戦を行う。2位・巨人とは5ゲーム差、Aクラス浮上を狙う4位のDeNAは1・5差に迫っており、負けられない1週間となる。イマイチ波に乗り切れないが、1―3で逆転負けを食らった1日の巨人戦(甲子園)も佐藤輝のミスが大きく響く形となった。

大雨が降りしきる中、1―1の同点で迎えた7回無死一塁から吉川の犠打を処理したが、三塁手の佐藤輝が一塁へ悪送球。その間に一走が三塁まで進み、直後に門脇の中前適時打で勝ち越しを許した。なおも無死一、三塁で小林のセーフティースクイズを本塁にグラブトスするもセーフ(記録は犠打野選)となり、3点目を献上した。

本人は試合後に「(グラウンドコンディションは)言い訳になるので、しっかり練習します」と肩を落としたが、大事な一戦だっただけに試合中からSNSでは大バッシングにさらされた。

それでも仲間は見捨ててはいなかった。敗戦投手となった西勇輝投手(33)はこの日「マウンドに集まった時、ロッカーに引き下がった時も『すみません』って謝られるんですが、プレーを責める理由はないですね。(小林の打球を)ホームへの送球したのもプロとして全力でやった結果なので」と強調。その上で、勝敗に直結するミスを犯した若虎に対して「テルにとって試練かなと。守備、走塁、打撃すべてで自分自身のコンディションによってではなく、アベレージを保てることが大事かなと思います」と奮起を促した。

同じ三塁手のヤクルト・村上は昨季の22失策から、今季は14失策と改善傾向にある。ベテラン右腕は「村上がオフの自主トレで(広島の)菊池さんに習って、今年は守備について言われなくなったように、テルも今後どう伸びるかだと思います」と期待を込めた。

残り22試合。先輩の熱いメッセージに応えたい。

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