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【巨人】阿部監督〝奥の手〟解禁の9月 杉内コーチが抱く願い「結果はどう転ぶか分かりませんけど…」

東スポWEB / 2024年9月3日 5時6分

9月の残り試合に勝負をかける巨人・阿部監督(左)と杉内投手チーフコーチ

〝限界突破〟の先に…。4年ぶりのV奪回へ巨人がアクセルを踏み込む。阿部慎之助監督(45)はすでに先発陣の中4日登板と救援陣の3連投解禁を予告。近年のチームは大幅に若返り、優勝争いを経験したことがない選手も多くいる中での「ムチ入れ」に秘められた杉内俊哉投手チーフコーチ(43)の思惑と願いとは――。

悲願のリーグ優勝に向けてリミッターは解除された。ここまで中6日を基本にローテを回ってきたエース・戸郷は5日のヤクルト戦(岐阜)で約2年ぶりとなる中4日で先発予定。菅野も中4日での先発起用が予定されており、3連投が解禁された救援陣とともに投手陣はフル回転での活躍が求められている。

2日時点で首位・広島とはわずか0・5ゲーム差。シーズン最終戦まで決着がつかない可能性もあるだけに、この9月が「勝負の1か月」となることは間違いない。杉内コーチは「9月、この1か月はムチを入れてもいいのかなと思うんですけどね」と予告。救援陣に関しては「中継ぎの3連投は使っても、1回か2回くらいしか使えない」と奥の手であることを強調しながら「先発投手には、基本的にはこの1か月間はやってもらおうと思ってる」と要所での先発に向けた変則ローテでの起用方針を明かした。

現役時代にはソフトバンク(ダイエー含む)で2度、巨人で3度のリーグ優勝の経験を持つ杉内コーチだからこそ、今の投手陣の心境も理解できる。「この時期に優勝争いしているということは、投げる試合はもちろん全てピリついてる感じはありましたね。(限界を超える?)この時期は当然そうなる」と特有の精神状態と心構えを説いた。

そして、極限状態で得る経験は将来的なチームのためにも、大きな財産となりそうだ。今季の投手陣は菅野や高梨らベテランだけでなく、戸郷や山崎伊、大勢や船迫ら若手投手が核を担うが、その大半が優勝争いを経験したことがない。それだけに杉内コーチは「この経験をしている選手は、今のチームでは少ないじゃないですか。結果はどう転ぶか分かりませんけど、この経験がみんなのいい成長につながると思うし。この状況に対応してきたってことは来年以降につながる、大きな強みになると思う」とさらなる成長を願った。

当然、争って終わるのではなく、最終目標はあくまでも優勝だ。「それでもやっぱり優勝はしたいですけどね」。そうはにかみながら本音をこぼした杉内コーチの期待に、G投手陣は初体験の壁を乗り越えられるのか。

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