【体操】岡慎之助 パリ五輪後はメディアに引っ張りだこ…女性誌の視点から見た〝最大の魅力〟

８月末には巨人戦の始球式も務めた岡慎之助

大人気の要因は？ 体操男子でパリ五輪３冠の岡慎之助（２０＝徳洲会）が２日、国民スポーツ大会（７日、佐賀・ＳＡＧＡアリーナ）に向けた会見にオンラインで出席。「見ていて楽しいと思ってもらえるような演技をしたい」と意気込んだ。

先月のパリ五輪は団体総合、個人総合、種目別鉄棒で金メダル、種目別平行棒でも銅メダルを獲得。日本勢では１９７２年ミュンヘン五輪の加藤沢男以来、５２年ぶりの３冠となった。そんな岡はプロ野球・巨人の始球式や地元・岡山市での祝賀会、日本テレビ系「２４時間テレビ４７」など、各方面から引っ張りだこ。競技外でも多忙な日々を過ごしている。

この人気ぶりについて、女性誌の関係者は「やはり愛嬌が最大の魅力」と分析。その上でパリ五輪前は東京五輪２冠の橋本大輝（セントラルスポーツ）に注目が集まっていた点に着目し「『発掘感』がある点が人気につながっていると思う。例えば、アイドルでも初めから完璧すぎる人よりも、育成過程から見られるタイプの方が人気を集める側面がある。『私が見つけた』という感覚でのめり込む傾向があるので、同様な感じで岡選手も興味を引いているのでは」との見方を示した。

体操界のニューヒーローは、故郷の岡山代表として出場する凱旋試合へ「岡山には全然結果では恩返しできていない。しっかり結果を残して、みんなに恩返ししたい」と気合十分。世界レベルの演技を佐賀の地で見せつける。