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ホームランボール顔面直撃で敵ファン失神! ツインズ野手は無事を確認し紳士対応

東スポWEB / 2024年9月3日 16時54分

レイズ戦で本塁打を放ちベースを周るトレバー・ラーマック(ロイター=USA TODAY Sports)

2日(日本時間3日)にトロピカーナ・フィールドで行われたレイズ―ツインズ戦でまさかの事態が発生した。

試合は2回にトレバー・ラーナック外野手(27)が放った15号3ランなどでツインズが5―4で勝利。だが、試合の流れを変えたこの逆転弾が思わぬ出来事を引き起こした。1点ビハインドの二死一、二塁の場面でラーナックは3球目に真ん中付近に入ってきたスライダーを完璧にコンタクト。打球はライナーで右翼席へ一直線に伸び、そのままフェンスを越えた。

ただ、この打球を捕ろうとしたファンの顔面にライナーのまま直撃。そのファンはグラブなどを持っておらず、自分の真正面から飛んできたボールを立ち上がって素手で捕ろうとしたが、両手をすり抜けてしまった。打球の初速は112・5マイル(約181・1キロ)。ぶつかった際にはやや減速していたはずだが、威力はすさまじく、ファンはモロに当たった瞬間に全身の力が抜けたように背中側にあった座席に力なく倒れ込んだ。

まるで格闘技の壮絶なKOシーンのような光景に、米メディア「ラリー・ブラウン・スポーツ」も「レイズファンがホームランを受けて気絶」との見出しで報じている。また、その後についてはMLB公式サイトでツインズを担当するパク・ドヒョン記者が「このボールが当たったファンは無事で、ラーナックはそのファンと子供たちをグラウンドに連れてきて、彼が無事であることを確認したと聞いている。バットを渡し、ボールにサインをした」と伝えている。

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