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武居由樹が判定で比嘉大吾を下し初防衛「この勝ちにまだあまり納得できていなくて…」

東スポWEB / 2024年9月3日 20時45分

12R、比嘉大吾(右)を攻める武居由樹

ボクシング2大世界タイトルマッチ(3日、東京・有明アリーナ)で、WBO世界バンタム級王者・武居由樹(28=大橋)が挑戦者の同級1位・比嘉大吾(29=志成)に12ラウンド(R)判定3―0で初防衛に成功した。

武居は世界初挑戦となった5月の前戦で、前王者のジェイソン・モロニー(オーストラリア)からベルトを奪取。一方で比嘉は、2018年4月に体重超過によりWBC世界フライ級王座をはく奪されて以来、約6年半ぶりの世界戦となった。

試合は序盤から打ち合いとなり、2Rに比嘉から右、左のフックを食らって武居はぐらつく。それでも、5Rに左アッパーを比嘉の顔面に命中させて、一進一退の攻防を繰り広げる。10Rに武居は左目上をカットし、11Rには左フックを食らってダウン。12Rで比嘉の足が止まったところを、武居がロープに詰めて左ストレート、左アッパーと猛攻して試合終了のゴングが鳴った。

なんとか勝利を収めた武居は、リング上で「すみません、自分の中ではこの勝ちにまだあまり納得できていなくて…。でも、大吾さんと最高の試合ができて良かったです」と対戦相手へ感謝の気持ちを語った。

現在バンタム級の4団体のベルトは日本人が独占中。日本勢同士の統一戦にも期待が高まる中で、武居は「本当にキツイ試合ができて、もっともっと強くなれると思った。反省点ばかりだけど、まだまだ頑張ります」と拳を握った。

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