80歳・杉良太郎がボヤキ「見た目が若いって言われるんですよ。それ、ツラいね」

人生初のアニメ声優に挑んだ杉良太郎

大御所歌手の杉良太郎が８０歳にして、アニメ映画「親鸞 人生の目的」（来年２月公開予定）でアニメの声優に初挑戦。アフレコの様子がこのほど、都内のスタジオで公開された。

杉はナレーションと、主人公・親鸞の晩年の声を任された。浄土真宗の宗祖とされる親鸞だが「何千年も前にお坊さん（親鸞）が結婚しちゃって、鴨の河原でデートしちゃうなんてのは、ちょっとまぁ考えられないよね。煩悩まみれだからね。そこが飾らないっていうか、いいんじゃねぇかな」。

今後ほかに挑戦したいことを問われると「あんま浮かばないんだよね。仕事の面ではないねぇ。本業では。何も考えてないもん」とのこと。あとやっていない仕事はミュージカルだけだそうだが「そんな気力ないよね」と本音を明かした。

ただ、健康面には気を使っている。息子の俳優・山田純大（５１）に「コロナ前ジム行ってたんだから、やんなきゃダメだよ」と言われ「あんまヨタヨタ歩かないように」と今は週２回ジムに通って１時間、トレーナーに絞られているという。

過去に椎間板ヘルニアと狭窄症で３回手術しているが、毎日気をつけ、トレーニングして「なんとかもってます」。９年前に手術した心臓も、本来は弁を替えなきゃいけないが医師から「ずっと替えなくてもいい」と言われ「まぁ、うまくいってんでしょうね」。現在は「特段に体調がどうのっていうとこはない」そうだ。

「（自分が）８０歳になって、心配かなぁ周りも。年じゃないと思うけどね。本人がダメだと思ったらダメだよな」と語る杉だが、周囲からは「まだやれるでしょう」「若いじゃないですか」と情け容赦ない要求も。

「『見た目が若い』って言われるんですよ。それ、ツラいね。（体の）中痛んでんのになぁ…。『じゃあ、中どんなですか？』って（言われて）見せるわけにいかないから」

幸い、体で痛いところは「今ないですね。検査もちゃんとやってる」という。収録前の「目が盲腸になっちゃって…」という発言が気になったが、これは冗談。杉は「年いくと涙目っていうか、涙が出るんですよ。（台本の）字がかすむんだよ。だから今日もだいぶ、ちょっとうまくいかなかった。年ですから」とボヤいていた。