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【日本ハム】球団記録に並ぶ24試合連続安打 助っ人レイエスが〝激変〟できた2つの理由

東スポWEB / 2024年9月4日 6時10分

初回、球団タイ記録となる24試合連続安打(2点適時打)を放った日本ハム・レイエス

日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)の激変ぶりが再注目されている。パ2位のチームは3日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に6―3で快勝し、連敗ストップ。首位ホークスのマジック減らしを阻止し、大いに存在感を発揮したのは主砲の背番号99だ。初回の第1打席で右前へ2点適時打を放ち、球団タイ記録の24試合連続安打をマーク。一軍再昇格後の6月中旬以降、別人のように打ちまくっている巨漢助っ人の〝秘密〟に迫った。

今季新加入した身長196センチ、体重120キロの巨漢助っ人レイエスは春季キャンプ当初からチームの主砲として期待されていた。しかしながらシーズンが開幕するとバットは空を切るばかり。4月を終えた時点で打率1割7分、2本塁打、3打点と精彩を欠き、5月上旬にはついに二軍落ちを強いられた。

だが、6月中旬に一軍再昇格を果たすと直後から打棒が急上昇。8月には打率4割3厘、8本塁打、23打点という驚異的な成績を残し、ついにこの日は球団記録に並ぶ24試合連続安打を放つなど勢いは止まる気配がない。

この活躍ぶりには前半戦終了時に「後半戦のキーマン」として注目していた新庄剛志監督(52)も思わずニンマリ。ナインや球団関係者らも「まさかここまで打つとは」と目を丸くするばかりだが、レイエスは一時「外れ助っ人」のらく印を押されかけたはずだ。

それが、なぜ夏場を境に〝急変貌〟を遂げられたのか。要因は苦手としていた低めの球の「見極め」をできるようになった点が大きい。

レイエスは開幕直後から低め、特にフォークに自ら手を出して空振り三振を喫するケースが目立っていた。そこで新庄監督が「低めのボールは打たなくていい」と本人に指示。単純明快な助言をレイエスが忠実に実践し、相手投手が真ん中より高めで勝負せざるを得なくなったという。

「とにかく(打つ)ゾーンを上げてくれさえすればね。向こうも(低めの球が)ボール、ボールになったらストライクをいつか投げないといけないんで」(新庄監督)

加えてレイエスの日本語習得力も好調な打撃に大きな影響を及ぼしたともっぱらだ。

レイエスは二軍降格時に同僚らと積極的に日本語でコミュニケーションを開始。傍らに通訳がいても覚えたての日本語を駆使し、若手や同僚の懐に飛び込んだ。おかげでナインとの距離が縮まり、自身の日本語も飛躍的に向上した。今ではこちらが気を使って英語で質問しても「日本語でダイジョウブ」と自信ありげに不敵な笑みを浮かべるほど。こうした努力も見逃せない。

レイエスは今季のみの1年契約だが、すでに契約延長は濃厚。今後の成績次第では今季年俸(1億円プラス出来高=推定)からの大幅アップも狙える。本人は日頃から「自分の仕事を集中してやっていくだけ」と淡々と話すものの、着々と「優良助っ人」への歩みを進めているのは間違いない。

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