1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 格闘技

井上尚弥 中谷潤人との夢対決は弟が阻止する!?「拓真は結構クセ者ですよ」

東スポWEB / 2024年9月4日 17時19分

一夜明け会見を行った井上尚弥

夢の対決は弟が阻止する!? ボクシングの大橋ジムが4日、横浜市内で2大世界タイトルマッチの一夜明け会見を開いた。TJ・ドヘニー(37=アイルランド)を7回TKOで破ってスーパーバンタム級4団体統一王座の防衛に成功した井上尚弥(31=大橋)は、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(26=M・T)が将来の相手候補になる可能性を認めながらも、その前に自身の弟でWBA世界バンタム級王者の拓真(28=大橋)が中谷を破ることもあり得ると予想した。

前夜は守備的なドヘニーを若干攻めあぐねながらも、ドヘニーが腰を痛めて〝棄権〟するという勝利を「フィニッシュとしては少し不完全燃焼」と振り返りながらも「作戦通り」と満足感も口にした井上。次戦は12月24日に東京開催が予想される。相手は指名挑戦者のIBF・WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)とWBA同級1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)のどちらになるかが注目されるが、「どのみちどっちともやるんで心配しないでください」と余裕の笑みを浮かべた。

また、井上と契約する米国の大手プロモーター、トップランク社のボブ・アラムCEOは来年に米国ラスベガスで井上のビッグマッチを計画し、将来的には同社と契約する中谷との対戦構想があることも明言している。これについて井上は「僕はこのままのスタンスで行くので、彼(中谷)がそういうステージに上がってくれば、対戦相手候補に挙がってくるんじゃないですか」との見通しを示した。

米国の権威ある専門誌「ザ・リング」が定めるパウンド・フォー・パウンド(PFP=全階級を通じたランキング)で2位の井上と9位の中谷が拳を交えるとなれば、まさに夢の対決。だが、そのためには中谷が階級を上げる必要がある。そして、その前に4団体すべての王者が日本人というバンタム級での王座統一戦もファンは期待している。

その日本人王者の1人が拓真であり、井上は「そこの壁はデカいんじゃないですが」とニヤリ。幼少期から練習をともにしてきた誰よりも拓真のことを知る存在であり、「みなさん(の評価は)バンタム級は中谷潤人が1位ですけど、井上拓真は結構クセ者ですよ」と、中谷の快進撃を止める可能性を口にした。

また、拓真は10月13日に同級2位の堤聖也(角海老宝石)との防衛戦を控える。堤と何度もスパーリングをした経験のある井上は「僕が仮想・堤になりますよ。手の内はすべて知っている」と、弟をサポートするつもりだ。

夢の対決は夢のままで終わるのか。それとも弟の雪辱戦として実現するのだろうか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください