【F1】アストンマーティン最強軍団化は〝ドラ息子〟のため?「彼をチャンピオンに…」=英報道
東スポWEB / 2024年9月4日 18時19分
F1アストンマーティンが〝最強軍団〟への道を進んでいるとして英メディアが特集を組んだ。
アストンマーティンは、オーナーのローレンス・ストロール氏が巨額の費用を注ぎ込み、今では強豪の一角に台頭。大幅な規則改正は始まる2026年からはホンダとのタッグも決定している。
英メディア「レースファンズ」は「ローレンス・ストロールはこうやって息子を世界チャンピオンに育てるのだろうか」と題してチームの変化を大々的に特集。何かと問題を起こすことから〝ドラ息子〟と揶揄されるドライバーのランスと絡めて指摘した。
まずはチームの変遷を振り返り「彼は過去5年間をかけて、このチームを強豪へと変ぼうさせてきた。そのことは、拡張されたシルバーストーンベースのうらやましい設備を見れば明らかだ」と強調する。
そして、最近の急速な〝補強〟ぶりを指摘。「アストンマーティンは昨日、ホンダ、バルボリン、タイトルスポンサーのアラムコとの間で新たな技術提携を結び、26年型パワーユニットの開発を進めると発表した。もちろんアラムコは公式F1パートナーでもあり、2つのトップフィーダーシリーズで使用される持続可能な燃料を生産する予定だ」とした。
そして、人材面の充実ぶりも目を見張るものがある。「施設や設備は、それを利用する人がいなければ何の意味もありません。この点でも、ストロールは多くの賢明な人材を採用した。ダン・ファローズ、トム・マッカロー、アンドリュー・アレッシ、ルカ・フルバット、ボブ・ベル、そして最近ではフェラーリのエンリコ・カルディールが来年初めに到着する予定だ」。そして「決定打となったのは、多くの人からF1史上最高、そして間違いなく現代最高のデザイナーとみなされているエイドリアン・ニューウェイだろう」と獲得合意報道が出ているニューウェイ氏も間もなく加わり、F1界の〝銀河系軍団〟になると強調した。
こうした巨大補強について同メディアはすべてランスのためだと主張。「こうした学習、準備、投資のすべては、彼をF1世界チャンピオンにするという一つの目標のためだ」とズバリ。「ストロールのビジネス感覚は、息子を前進させるのに非常に適しており、最終的にはチャンピオンシップを勝ち取る車にまで成長させる可能性もある」と予測した。
ローレンス氏のらつ腕ぶりは、すべては愛息のためのだろうか…。
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