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MBS「ゼニガメ」遺品買い取り密着企画で謝罪「取材先で事実と異なる事前準備がなされていた」

東スポWEB / 2024年9月4日 22時33分

「ゼニガメ」の放送内容を謝罪したMBS

MBSのバラエティー番組「ゼニガメ」(水曜午後8時~)は4日に公式サイトを更新。7月17日の放送内容について、訂正し、謝罪した。

MBSは7月26日、同月17日放送回の一部に事実と異なる内容があったことを発表。その後に実施した関係者のヒアリング、取材映像の解析などの調査の結果を掲載した。

公式サイトでは「事実と異なる内容を放送したことを改めて深くお詫びいたします」と謝罪。

続けて「取材先で事実と異なる事前準備がなされていたことは誠に遺憾なことではありますが、それに気づけなかったことを重く受け止め、新たな再発防止策を講じることといたしました。改めて取材時の事実確認徹底を心掛け、皆様に信頼される放送局であるよう努めてまいります」としている。

7月17日放送回については「買取業者が、奈良県内の家屋の清掃・遺品整理を行う様子を密着取材。現場で発見された金庫から金の延べ板が見つかり、現金で買い取る様子を放送しましたが、買取業者社長へのヒアリングの結果、金庫と金の延べ板は、社長の指示により事前に準備されたものだったことが明らかになりました」と伝えた。

さらに「依頼者についても、家屋とは関係のない人物で、買取業者に依頼されていたことが判明しました。制作スタッフの関与については、ヒアリングに加え当日の取材映像(放送した部分以外も収録されているもの)の解析、買取業者とのやりとりの記録などの確認を行いましたが、制作スタッフが買取業者による事前準備に関わっていたり、認識していたことを示すものはありませんでした」。

同番組では、昨年11月29日と今年5月8日の放送回でも、同じ出張買取に密着したVTRを放送。土地建物を現金で買い取る内容だった。

調査の結果判明した事実があったそうで「2回とも当該土地建物は買取業者がロケ以前に買い取っていたもので、実際には売買はロケ当日には行われておらず、『依頼者』として登場した人物も、買取業者が事前に依頼していたことが明らかになりました。また、ロケで登場した司法書士も、買取業者が依頼したもので、実際の売買ではないことを知りながら立ち会っていたことが判明しました」などと伝えている。

サイトには、再発防止策概要なども掲載された。

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