【スターダム】岩谷麻優がリーグ戦敗退で衝撃発言「５★ＳＴＡＲ引退します」

準決勝で舞華に敗れた岩谷

女子プロレス「スターダム」のＩＷＧＰ女子王者・岩谷麻優（３１）から衝撃発言が飛び出した。真夏の祭典「５★ＳＴＡＲ ＧＰ」が８月３１日に閉幕。いつになく気合の入っていた岩谷は優勝決定トーナメントへ進出したものの、準決勝で舞華に敗れ、頂点を逃した。ＩＷＧＰ女子王者として迎えた２度目の夏に悔しさを募らせた岩谷の決断とは――。

２０１８年以来２度目のリーグ戦優勝を狙っていた岩谷は、レッドスターズＢブロックで５勝１敗となり、勝ち点１０で決勝トーナメントへ１位通過。準々決勝ではワンダー王者のなつぽいとの死闘を制したが、準決勝で元ワールド王者の舞華に敗れアイコンの夏が終わった。岩谷は「成長した夏でした。まだまだ上を目指せる。もっと上に行かなきゃなって思いましたね」と振り返った。

開幕前から「今までのプロレスキャリアの中で一番最高の年に自分がつくり上げる。優勝してスターダムのアイコンで居続ける」と例年以上の意気込みを見せていた。だからこそ「今年は最高のコンディションで全力を出し尽くした。その上で負けてしまった…」とショックは大きい。「もう今年以上のコンディションの良さを来年は出せるかわからないし…」と弱気な発言を繰り出すと「今年にかけていた思いが強いので、来年は５★ＳＴＡＲ出ないです。５★ＳＴＡＲ引退します」と、リーグ戦〝卒業〟を宣言した。

一大決心を迫られたほどの悔しさを味わわされて、ただ黙っているわけにはいかない。公式戦ではＡＺＭに、準決勝では舞華に敗れたため、今後の防衛ロードで借りを返す意向。「ベルトをかけてでも、やり返さなきゃ気が済まない。でも自分が負けたから、ＡＺＭちゃんと舞華を逆指名する立場じゃないので、向こうのコンディションがよくて挑戦したい時に声かけてください。いつでもいいですよ」とメッセージを送った。

今後は同王座防衛に全神経を注ぐ意向の岩谷が刺激を受けた出来事もあった。２日にＳａｒｅｅｅの自主興行に初参戦。Ｓａｒｅｅｅと組み、センダイガールズの橋本千紘、ＶＥＮＹと対戦した。激闘を繰り広げ、互いの強さを認め合うと、岩谷は３人を同王座の次期挑戦者に逆指名した。

「こんなすげえヤツらがいるんだなって。２人にぶっ飛ばされて意識なくなりましたよ。女子プロレスのすごさを、改めて感じることができましたね。橋本は怪物すぎだし、ＶＥＮＹはすげえ身体能力高いなと。スターダムで殻に閉じこもってちゃダメだなって」

積極的に防衛戦を行い、団体内外での価値向上に努める意向の岩谷は「もっともっと自分の名を広めて『スターダムすげえな、興行を見に行かなきゃ』って思わせなきゃいけない。いつ何時、誰の挑戦でも受ける。いつでも待ってます」と高らかに宣言。業界で大暴れするアイコンから目が離せそうもない。