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気象予報士・半井小絵が舞台で女医役 天気から人生訓「曇りでも雲の上は青空」

東スポWEB / 2024年9月5日 6時5分

半井小絵

かつて「ニュース7」(NHK)で〝7時28分の恋人〟と呼ばれた気象予報士の半井小絵(51)が防災啓発の講演などと同時に、女優としても活動している。4日からは舞台「女医レイカ2」(新宿シアターモリエール、8日まで)で主役の心療科医・氷室レイカを演じている。

原作は同名の漫画で、1999年には名取裕子主演でフジテレビでドラマ化された作品。半井が同役を舞台で演じるのは、2022年以来2度目だ。「以前よりも緊張しています。前は右も左も分からない状態で本番を迎えて。今回は本番では失敗できない恐ろしさを知っているので。舞台っていうのはナメちゃいけない。一つひとつ真剣に、いただいた役に全身全霊をそそいでいます」

心療科医の役作りのため、アルコール依存症の人が集う断酒会に参加したり、依存症で苦しんでいる人に話を聞きに行って、演技に活かした。

「原作漫画にも、今回の舞台にも『苦しむ患者を私は見捨てたりはしない』というセリフがあって印象に残っています。私は医療は全然わからないんですけど、できるだけ氷室レイカ先生になろうと思って」

原作で、氷室レイカはアイスドールのあだ名を持つ美貌の医師。そのイメージを壊さないために、ビジュアルにもこだわった。よりクールな印象を出すため、衣装のジャケットの色までこだわり、メガネを付けるタイミングも原作通りにした。

ビジュアルだけではなく、内面も似ているのか。半井は「氷室先生は聡明で凛としていて、私はヘナヘナしているので、全然違います」と笑った。

気象予報士としては講演会などを開催し、防災意識の向上に努めている。近年、日本列島を自然災害が襲っており、より防災がクローズアップされている。

「天気って人間では計り知れないもっと大きなもの。人間ってちっぽけだなって思います。台風の進路とか、天変地異ってどうしようもできないじゃないですか」という半井のブログ名は「空を仰いで」というものだ。

「広い空を眺めていると、自分の悩みはちっぽけだなって。空を見ていると、気持ちも晴れ晴れするし、天気が曇りでも雲の上は青空。悪天候の雨の日でも『雲の向こうは晴れ』といつも思うと、清々しい気持ちになります。それを人生になぞらえて、できるだけプラス思考で過ごすようにしています」と語った。

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