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28歳男が体内にコカイン隠して逮捕 死亡リスク伴う危険な密輸方法の「全容」

東スポWEB / 2024年9月5日 6時5分

密輸がバレて逮捕された

コカインを包んだ親指大ほどの小袋を飲み込み、飛行機で密輸したとして、警視庁と東京税関は4日までに、麻薬取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで、仙台市の職業不詳、小林涼容疑者(28)を逮捕した。

体内から小袋が計53個見つかっており、密輸量は約265グラム(末端価格約660万円)になるとみられる。調べに対し「私の体の中にコカインがあったとは知らなかった」と容疑を否認している。

逮捕容疑は8月26日、コカインが包まれた小袋を飲み込んで、体内に隠してカナダ・トロントから飛行機に乗り、翌27日に日本国内に密輸したなどの疑い。事前に密輸情報を得ていた税関職員が声を掛けた際、小林容疑者は「トイレに行きたい」と言い、小袋を排出したという。

薬物をラップやビニール、コンドームなどに小分けに包んで体内に隠す〝ボディ・パッキング〟や〝ドラッグ・ミュール〟という密輸手法は世界中で行われている。膣や直腸には少量しか隠せないため、飲み込んで胃に入れて大量に隠す方法が用いられるという。

薬物事情通は「中南米やアフリカの貧しい人がギャングから報酬をもらってやる危険な手口です。体内で包みが破れたら死にます。飲み込むのももちろん苦しいです。のどをマヒさせるために麻薬をスプレーしたり、麻薬入りのスープを飲んだりして、反射的に吐き出さないようにして、油やオクラのネバネバなどでのどに滑り込ませるんです」と語る。

胃は広がるため、大食いできる人は5キロ以上も飲み込むことができるという。しかし、体は異物を排除するシステムがある。

「包みを排出しないように強烈な下痢止めを飲むんです。しかし、体内に包みを入れておく時間が長くなるほど、破れる可能性が高くなる。だから、目的地に着いたらすぐにトイレで排出します。下痢止めの効果が切れる時間を調整するか、下剤を飲みます」(同)

小林容疑者がトロントから十数時間のフライトの末、税関職員に「トイレに行きたい」と言ったのは、下痢止めの効果が切れたのか。

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