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【ソフトバンク】打つだけじゃない 大逆転負けで光った山川穂高の名演説「大丈夫でしかない」

東スポWEB / 2024年9月5日 6時6分

3回、ソロ本塁打を放ちどすこいポーズを決めるソフトバンク・山川穂高(右)

ショッキングな敗戦ゆえに、頼もしかった――。パ首位のソフトバンクは4日の2位・日本ハム戦(みずほペイペイ)に5―8の逆転負けを喫して2連敗。3点リードの9回、守護神の松本裕が右肩痛の影響で緊急降板。先頭に四球を与えた直後に新人の大山と交代した。急きょ救援したルーキー右腕が同点を許し、さらに大山の後を受けた同じく新人の岩井も勝ち越し打を献上。清宮にも2ランを被弾し、痛恨の大逆転負けとなった。

大山は降板後、ベンチで悔し涙を流した。チームは試合後、全体ミーティングを開催。オスナに代わる守護神として信頼の厚かった松本裕の離脱が決まる中で、悪い流れを断ち切ろうと懸命だった。

まさかの結末だっただけに、チームのムードは一様に沈んだ。だが、光を放つように頼もしかったのが、試合後に発された不動の4番・山川穂高の言葉だった。「余裕をぶっこくわけではないですが、やっぱり年間を通したら、こういう日もありますよ。もっとあっていいぐらい。めちゃくちゃ少ない方ですよ。全然少ない。プロ野球選手であれば全く引きづる必要はないと思います」。3回に12球団最速で大台の30号に到達。本塁打と打点で断トツの2冠王は、チームの〝お通夜ムード〟を一掃するように「大丈夫でしかない。明後日には明後日の風が吹くと思います」と、普段通り一喜一憂せず帰路に就いた。その明るさも持ち味。チームが苦しい時に率先して鼓舞し、ムードを変えられる存在は稀有で貴重だ。

西武時代に2年連続リーグ優勝を経験し、3度の本塁打王に輝いた。山川の節目の一発を見届けた王球団会長は試合後「あれがキャリアだよね」とうなった。打つだけじゃない貴重な存在感――。移籍1年目のFA砲が確かに真価を証明している。

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